特定健診・特定保健指導

「特定健診・特定保健指導」は、40歳以上75歳未満のすべての被保険者・被扶養者を対象として実施しています。 これは平成18年6月に成立した「高齢者の医療の確保に関する法律」にもとづき、 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防と改善を目的に行われているもので、健康保険組合など医療保険者はこれを実施することが義務づけられています。
ご自身のためにも、また、みなさんの健康を願っている人のためにも、この機会に、メタボリックシンドローム対策に一緒に取り組みましょう!

特定健診(特定健康診査)とは?

特定健診では、生活習慣病や動脈硬化の大きな要因となるメタボリックシンドロームを見つけて、改善していくことを大きな目的としています。そのため、従来の健診のように病気の兆候をみる基準ではなく、「予防」することに着目した判定基準を設定し、該当した方には特定保健指導を実施しています。

被保険者(本人)の方

会社の定期健康診断を受診することで特定健診を受けたものとみなされます。

被扶養者ならびに任意継続被保険者の方

以下の4つの健診コースをご用意しています。ご希望のコースを選び受診してください。

家族健診 明石・岐阜・加古川・神戸地区で実施します。
巡回健診 健診機関が事業所、ホテル、公共施設などに出向いて行う健康診断です。
集合契約 「集合契約」に参加している病院やクリニックなどで、特定健診の基本的な検査項目のみを受診できるコースです。かかりつけの病院やお住まいに近い病院で受けたい方におすすめです。
人間ドック
配偶者ドック
特定健診よりも詳しい検査で、全身の健康チェックができるコースです。特定健診の基本項目だけでは物足りない方におすすめです。

①~③は無料で、④は一部自己負担のみで受診できます。
くわしくは『特定健診・特定保健指導ガイド』をご覧ください。
(5月中旬〜ご自宅へお送りします)

特定健診の検査項目

基本項目
  • 既往歴、服薬歴、喫煙歴、自覚症状
  • 自他覚症状(理学的所見)
  • 身体測定(身長、体重、BMI、腹囲)
  • 血圧測定
  • 血液検査
    血中脂質検査:空腹時中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、non-HDLコレステロール
    血糖検査:空腹時血糖 または HbA1c
    肝機能検査:AST(GOT),ALT(GPT),γ―GTP
  • 尿検査(尿糖、尿蛋白)
医師が必要と
認めた場合に
実施する項目
  • 心電図検査
  • 眼底検査
  • 貧血検査:ヘマトクリット、血色素、赤血球
  • 血清クレアチニン検査(eGFRを含む)

特定健診から特定保健指導までの流れ

1.特定健診受診

特定健診では内臓脂肪の蓄積を見るために、腹囲を測定します。内臓脂肪の蓄積はメタボリックシンドロームに大きく関係していきます。

2.健診結果の通知

受診後、1か月前後で健診機関から届きます。

3.健康情報の提供

健診結果や結果に応じた食事や運動などの健康情報を健康増進サービス「PepUp(ペップアップ)」にて、スマホやパソコンで閲覧できます。また、健診結果については「マイナポータル」でも閲覧できます。

なお、マイナポータルで閲覧できる特定健診データ等については、健保組合間で引継ぎを行います。当組合加入前に受診された特定健診データ等の引継ぎを同意されない場合は、当組合に不同意申請書をご提出ください。

申請書はこちら

4.特定保健指導の実施

保健指導レベルに該当された方に、特定保健指導の案内が届きます。案内に従って保健指導をお受けください。

特定保健指導のレベル判定

レベル判定

  • 2年連続して積極的支援に該当した場合、1年目の積極的支援を終了していて、かつ1年目に比べて2年目の状態が改善※していれば、2年目の特定保健指導は動機付け支援相当の支援でも可となります。
    BMI30未満の場合:腹囲1cm以上かつ体重1kg以上の改善
    BMI30以上の場合:腹囲2cm以上かつ体重2kg以上の改善
  • 65歳以上の人は、積極的支援に該当しても、動機づけ支援となります。生活習慣改善による病気予防の効果が大きく期待できる65歳未満に対し、65歳以上の人は日常生活動作などの低下に配慮した生活習慣の改善が重要だからです。
  • 糖尿病や高血圧症、脂質異常症の治療で薬を服用している人は特定保健指導の対象にはなりません。これは、すでに医師から生活習慣改善や悪化防止のアドバイスを受けていると考えられるからです。

特定保健指導の内容

被保険者の方

当組合の保健師および、当組合が委託した保健指導実施機関の保健師・管理栄養士などの専門スタッフが、事業所などに出向いたり、オンラインで就業時間中に特定保健指導(初回面談)を実施します。
※下記「被扶養者ならびに任意継続被保険者の方」と同じ方法で実施する場合もあります。

被扶養者ならびに任意継続被保険者の方

当組合が委託した保健指導実施機関「株式会社保健支援センター」の保健師・管理栄養士などの専門スタッフが、自宅にお伺いしたり、オンラインで特定保健指導(初回面談)を実施します。
※事前に当組合から「保健指導のご案内」を郵送します。その後、保健指導実施機関から訪問日時や実施方法について調整のお電話をします。

特定保健指導の流れ

特定保健指導ではこんなことをします(一例)

当組合の特定健康診査等実施計画

第四期特定健康診査等実施計画

お問い合わせ先

健康管理課まで


関連リンク
特定健診・特定保健指導Q&A
医師・保健師による健康相談