6.禁煙治療の保険適用について

禁煙治療が保険適用となる条件

以下の条件全てに該当した場合に、保険診療で禁煙治療を行うことができます。

受診する人の条件
  • 34才以下・・・医師にニコチン依存症と診断書を受けること。
  • 35才以上・・・下の1~4に該当すること。
  1. ただちに禁煙しようと考えている人
  2. 禁煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の人
    例えば1日30本で15年間喫煙している方の喫煙指数は、30×15=450となり、200を超えていますので保険診療の対象になります。1日10本で5年間喫煙している方の喫煙指数は、10×5=50となり、200に満たないので保険診療対象外になります。
    ※それでも禁煙治療を希望される場合は、治療費が全額自己負担となります。金額もそれぞれの医療機関で違ってきますので、詳しくは直接医療機関にお問い合わせください。
  3. スクリーニングテストでニコチン依存症と診断された人
    スクリーニングテストで、あなたのニコチン依存度をチェックできます。
  4. 禁煙治療を受けることを文書にて同意された人
    問診票を兼ねた同意書にサインが必要となります。
医療機関の条件
  1. 一定の施設基準を満たしており、社会保険事務所に届出を行い認可されている医療機関

禁煙治療スケジュール

基本的には、12週間の内で計5回受診します。
まず、初回受診時に医師と本人が話し合って禁煙開始日を決定します。この禁煙開始日から、2週間後、4週間後、8週間後、12週間後の計4回受診します。

禁煙治療スケジュール

禁煙治療の諸費用

保険診療で3ヵ月間に5回受診する場合、およそ12,000円~14,000円です。
全額自己負担で治療を受ける場合は、およそ30,000円~です。
(ニコチンパッチの種類や処方される枚数、医療機関等により金額が異なります。)

全国禁煙外来情報

保険適用の医療機関だけでなく、自由診療(自費)の医療機関も記載してあります。
受診される際には、ご自身で直接医療機関にお問い合わせください。

参考サイト

あなたに合った禁煙方法はみつかりましたか?
ここで紹介した以外でも、独自の方法で禁煙できた方もいらっしゃいます。入院中に喫煙室までいくのが面倒だったので自然と禁煙できた、やめようと思えば何もしなくてもすぐにやめられた等、様々です。
皆様にも、この機会に気軽に禁煙を始めていただきたいと思います。
Let's try!!
第3回 喫煙の疑問Q&A

ページトップへ