5.禁断症状の対処法

人によって差はありますが、禁煙を開始すると様々な症状に悩まされます。
でも対処方法を知っていれば大丈夫。長く続くものはありませんので、うまく乗り越えましょう。

症状① たばこが吸いたい!1本だけなら大丈夫だろう

禁煙後1週間頃に気が緩むと「1本だけお化け」が出てきます。
今まで禁煙できたのだから1本くらい吸っても大丈夫と、お化けの甘いささやきが…。
でも、それが1本で済まないのがニコチン依存のこわいところ。麻薬等の薬物依存と同じで、どれだけ禁煙していても1本吸ってしまえば元に戻ってしまいます。
吸いたい気持ちになった時は別のものを口に入れましょう。飴やガム、氷等でも構いません。歯磨きをする、うがいをする等も効果的です。
1分もすれば吸いたい気持ちがおさまってくるはずです。

症状 ちょっとした事にイライラする

まずは大きく深呼吸。2~3回繰り返すと少しは落ち着いてきます。
それでもおさまらない場合は、席を立って体を動かす、トイレにこもって周囲に聞こえない音量で言いたい事を言う等、あなたなりのストレス発散方法を試してみましょう。

症状③ ボーっとして集中できない

ニコチンに慣れてしまった脳は、常にニコチンを補給していないと十分に覚醒できません。禁煙後しばらくは、ある程度集中力が低下するものと考えておいた方が良いでしょう。
ニコチンガム等の禁煙補助剤を使うとかなり防ぐことができます。
その他には、好きな音楽を聴く、好きな匂いを嗅ぐ等、気分転換をするのも一つの方法です。

その他の対処法(吸いたくなったら・・・)

行動編
  • ゆっくり深呼吸をする
  • 冷たい水やお茶を飲む
  • 歯を磨く
  • 昆布やガムを噛む
  • 体操や散歩等、軽い運動をする(体を動かす)
  • 食後は早めに食卓を離れる
  • たばこに近づかない(吸っている人や自動販売機等)
  • 禁煙を決意したときのメモを再度見る
  • コーヒーやアルコールを控える
  • 朝一番の行動順序を変える
  • 楽しくて大好きな人とおしゃべりする
心理編
  • お腹の底から声を振り絞って「吸わないぞー!」と叫ぶ
  • 「たばこはもともと自分には必要なかったもの」とシラを切る
  • 「今までこんなに長く吸っていたのだから少しくらいのニコチン切れ症状は当たり前。体がきれいになっていく証拠」と腹を据える
  • 「これからの人生のための小さな試練だ。これくらい乗り切ってみせる!」と声に出して言う。

いずれにしても、吸いたくなる気持ちは1分~3分我慢すれば弱まります。

誘惑に負けないで!!

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