1.検診は何歳からどこで受けられますか?
20歳以上の女性を対象とした検診が市区町村で実施されています。詳しくはお住まいの市区町村にある保健所あるいは保健センターにお問合せください。
2.検診は毎年受けた方が良いですか?
検診で異常がない場合は2年に1回でかまいません。ただし、経過観察等の指示があった場合はその指示に従ってください。その他に、不正出血等の症状がある時は、検診ではなくすぐに受診してください。
3.検診は生理中でも受けられますか?
できれば生理中と直後を避け、生理終了後3~7日の間に受けるのがベストです。
4.妊娠中でも検診を受けられますか?
妊娠しているかどうかを検査する時に、あわせて検査されることをお勧めします。受診される際に医師にご相談ください(費用は自己負担になります)。
5.妊娠中にがんが発見された場合は、どうなりますか?
妊娠初期の場合、早期の段階であれば手術をした上で妊娠を継続することができます。進行している場合は、残念ながら子宮全てを摘出する事になります。妊娠後期の場合、出産が可能な場合もあります。
6.検診の前にしておくことや注意点はありますか?
検診では事前に問診等で現在の状態等を確認(下記参照)されることが多いですので、あらかじめメモしておきましょう。また、検診前日は膣洗浄等を行わず、性交渉も控えてください。
7.ワクチン接種が有効な人は?
ワクチンの効果が最も発揮されるのは、性交渉を持つ前の女性が接種した場合です。ただし、接種後の感染を予防するという観点から、この時期に受けられなかった45歳までの方も接種することが推奨されています。
8.ワクチンを受ければ、検診は受けなくてもよいですか?
ワクチンの対象となるウイルスの型が限定されているため、それ以外の型の感染を防ぐことはできません。このため、たとえワクチンを接種した後でも、がんを早期に発見するためには定期的な検診が必要です。
9.子宮筋腫やポリープがあると、がんになりやすいのでしょうか?
ポリープは、そのほとんどが良性の腫瘍です。しかし、まれにがんが隠れている場合もありますので、一度は細胞診をしておいた方が良いでしょう。 子宮筋腫の場合、がんに移行することはまずありません。ただ、できている場所や大きさによっては切除した方が良い場合もあり、また子宮筋腫があることに よって重度の貧血がある場合等は治療の対象になります。一度婦人科を受診して医師にご相談ください。
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