2.原因と症状

原因

  • ヒト・パピローマ・ウイルス(HPV)が主な原因
    原因の多くはヒト・パピローマ・ウイルス(human papilloma virus:HPV)の感染によることが最近になって分かりました。
    HPVには多くの遺伝子型があり、その中でも約10種類の“ハイリスク株”の持続感染が、子宮頸がん(特に扁平上皮がん)の主な原因です。ただし、HPV に感染しただけでは発がんに至りません。発がんには、さらに他の要因(喫煙や栄養状態 等)が関与していると考えられています。
  • HPVは誰もが感染しうるとてもありふれたウイルスで、ほとんどの感染は自然消失します。
    HPVは、性交渉の経験をもつ人の約8割が一度は感染するといわれている、非常にありふれたウイルスです。
    感染してもその多くは自然消滅しますが、HPVのハイリスク株に持続感染した場合、10年以上かけて子宮頸がんになります。その割合は、WHOによると推 定で0.15%程度とされており、HPVに感染した人が例えば1,000人いる場合、その内がんを発症する人は1人か2人という計算になります。

症状

初期

全く症状がない(性行時に出血がみられる場合があります)。

少し進行してくると・・・

不正性器出血 等

さらに進行すると・・・

下腹部痛、排泄障害、腰痛 等

この時点で発見できれば、ほぼ完治します!

恥ずかしいという気持ちはあると思いますが、少しでも気になる症状があるときはためらわずに受診してください。あなたの命と、これから生まれてくるかもしれない新しい命を守るのはあなたの勇気です。

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