お酒と健康
飲酒が体に与える影響 ~たとえ少量でも健康に影響あり~
アルコールによる影響は、性別や年齢、体質などによって個人差があります。
2024年に策定された「飲酒ガイドライン」では、まず純アルコール量(g)で飲酒量を把握し、お酒の飲み方を振り返ることをすすめています。
アルコール量の把握のしかたを知っておきましょう
純アルコール量(g)=
お酒の度数(%)× 量(ml)×0.8(アルコールの比重)÷100
例:缶ビール(5%)500mlなら
5 × 500 × 0.8 ÷ 100 = 20(g)
5 × 500 × 0.8 ÷ 100 = 20(g)
| 男性 | 女性 | |
|---|---|---|
| 少しの飲酒でも リスクが上がる |
高血圧 胃がん 食道がん |
高血圧 脳出血 |
| 75g/週(11g/日)で リスクが上がる |
ー | 乳がん |
| 100g/週(14g/日)で リスクが上がる |
ー | 脳梗塞 |
| 150g/週(20g/日)で リスクが上がる |
大腸がん 脳出血 前立腺がん |
大腸がん 肝がん 胃がん |
| 300g/週(40g/日)で リスクが上がる |
喫煙者の肺がん 脳梗塞 |
ー |
| 450g/週(60g/日)で リスクが上がる |
肝がん | ー |
出典:厚生労働省「 健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」をもとに作成
健康に配慮した飲酒の仕方
- 自分の飲酒状況を知る
- あらかじめ量を決めて飲酒する
- 飲酒前又は飲酒中に食事をとる
- 飲酒の合間に水や炭酸水を飲む
- 一週間のうち飲酒しない日を作る
成人男性の健康に配慮した飲酒量は純アルコール量20g相当まで
純アルコール量20gのお酒
飲酒量の考え方
-
健康に配慮した飲酒量
男性:20g/日まで
女性:10g/日まで -
生活習慣病のリスクを高める飲酒量
男性:40g/日以上
女性:20g/日以上 - 避けるべき飲酒量(外傷の危険)
1回の飲酒機会で60g以上 - 危険な飲酒量(アルコール依存症)
60g/日以上