肺がんは肺の組織を実際にとり、顕微鏡で見ていきます。
がんの顔つき(病理的組織学的な特徴)によって大きく4つのタイプに分けられます。
小細胞がんとそれ以外のがんは性格が異なりますので、治療上の区分けとして「小細胞がん」と「(それ以外の)非小細胞がん」に分けられます。
増殖がはやく、かつ進行が早いがんです。見つかったときにはすでに他の臓器やリンパ節に転移していることがほとんどです。タバコとの関係性が強いがんです。
ごく早期以外は手術の対象にならず、抗がん剤と放射線治療が治療の中心になります。
肺がんの全体の85%を占めるがんのタイプです。手術が基本となります。
肺の末梢に多く発生します。腺がんは最も多いタイプでかつ増えています。症状が早期には出ないことが多いです。
腺がんに次いで多いタイプです。肺の中心部に多く発生します。"タバコとの関係性大"。
肺がんと診断された時には大きながんであることが多いです。頻度は少ないがんです。