3.検査と診断

肺がんを早期発見および診断するための検査は進歩しています。

肺がんを見つけるための検査には以下のようなものがあります。

  • 胸部X線検査
  • 胸部CT検査
  • 喀痰検査
  • PET

胸部エックス線検査(直接撮影)

一般的な健康診断で行われる検査(1方向)で病巣が広く写しだされます。2方向から撮ることにより、健康診断で実施される胸部写真よりもより詳細にわかります。

胸部CT検査

  • 胸部を"輪切り状"にエックス線撮影し、コンピューター処理をすることで肺の断層画像や立体映像を知ることが出来ます。
  • 2cm以下の末梢型肺がんや太い気管支に出来た中心性肺がんを発見するのに有効です。
  • がんの可能性のある"前がん状態"を発見できます。この場合は経過を観察していきます。

喀痰検査

3日間続けて朝採取した痰にがん細胞が混じっていないかを調べます。
がんが出来た部位によっては、がんが小さくても痰にがん細胞や血液が混じりやすいため、有効な検査です。

PET

PETは陽電子放出断層撮影のことです。放射性薬剤を体内に取り込ませ、放出される放射線を特殊なカメラでとらえて画像化する核医学検査の一種です。PET検査で肺がんの悪性度や転移の有無等が把握できます。

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