4.予防

①日本人のためのがん予防法

現状において日本人に推奨できる科学的根拠に基づくがん予防法
喫煙 たばこは吸わない。他人のたばこの煙をできるだけ避ける。
飲酒 飲むなら、節度のある飲酒をする。
食事 食事は偏らずバランスよくとる。
* 塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする。
* 野菜や果物不足にならない。
* 飲食物を熱い状態でとらない。
身体
活動
日常生活を活動的に。
体形 適正な範囲に。
感染 肝炎ウイルス感染検査と適切な措置を。
機会があればピロリ菌検査を。
参考:がん対策推進企業アクションHPより

②がんの最大の原因はたばこ

がんの最大の原因は、タバコです。タバコがなくなれば、男性のがんの3分の1がなくなると言われます。
現在、日本でもっとも死亡が多いがんが、肺がんです。タバコが原因の肺がんは男性で70%、女性で20%。とくに若い人の喫煙は危険で、20歳未満で喫煙を開始した人は、吸わない人の約6倍も肺がんによる死亡率が高いのです。
ノドのがん・胃がん・食道がん・肝臓がんなども、タバコで増えます。あまり増えないのは、大腸がんと乳がんくらいでしょう。さらに、タバコの最大の問題は、間接喫煙による他人への影響です。
タバコのフィルターには、タバコの煙に含まれる発がん物質などを取り除く働きがあります。つまり、間接喫煙で、まわりの人が吸い込む煙の方が、発がん性が高いのです。この点は飲酒と違います。タバコの煙は気体、お酒は液体である点が、違うのです。

ページトップへ