データヘルス計画

データヘルス計画とは

データヘルス計画とは、健診結果や診療報酬明細などの医療情報データを活用して、保健事業をPDCAサイクルで効率的・効果的に実施する取り組みです。すべての健康保険組合がデータヘルス計画の実施を義務付けられており、2015年度からの3ヵ年計画で第1期、2018年度からの6ヵ年計画で第2期、2024年度からは6ヵ年計画で第3期を実施しています。

データヘルス計画のねらい

平成25年に閣議決定された日本再興戦略の重要施策「国民の健康寿命の延伸」の実現のため、健康保険組合にデータヘルス計画の施策が求められ、その実現に向けた計画はますます重要性を増しています。データヘルス計画による効果的な保健事業の実施や評価を通じて、加入者の健康増進や生活習慣病などのリスク低減、そして医療費を抑え労働生産性を高めるのがねらいです。

第3期データヘルス計画では、評価指標の標準化や保険事業のパターン化など更なる効率的・効果的なデータヘルスの普及を目指しています。

データヘルス計画のしくみ

データヘルス計画は、医療情報データの分析結果を活用しPDCAサイクルに沿ってこれまでの取り組みを振り返り、評価し、次の改善につなげます。保健事業全体をふまえた期(6年)単位の大きなサイクルで全ステップを組み立て、各年度(1年)単位の小さなサイクルでステップ3とステップ4を繰り返し実施します。

データヘルス計画のしくみ

特定健診・特定保健指導との関係

特定健診・特定保健指導のデータはデータヘルス計画の中核を成すデータになります。相互に連携し健康情報や医療データの有効な活用を促進する役割を果たしています。

コラボヘルスの推進

コラボヘルスとは、健康保険組合と企業(事業主)が積極的に協力・連携し、疾病予防・健康づくりを効果的・効率的に実行することです。健康保険組合が実施するデータヘルス、事業主が実施する健康経営、それぞれのデータを合わせて分析可視化することで健康経営とデータヘルスの相乗効果が見込まれ重要視されています。

個人情報の取り扱いについて

当健康保険組合では個人情報保護法等に従い、健康保険の給付や健診の情報、保健指導などの業務のために個人情報を利用しています。データヘルス計画においても、個人情報保護法などを遵守し、個人情報の保護に配慮した適切な取り扱いを行います。

当健康保険組合のデータヘルス計画

データヘルス計画(第3期)