特定保健指導

特定保健指導とは、生活習慣病になる確率が高いと考えられる人に対して、保健師や管理栄養士等の専門家によって行われる、生活習慣改善のための支援プログラムです。

対象者

• 健康診断の結果、「動機づけ支援」に該当した40歳以上の方（メタボリックシンドロームの一歩手前の人）
• 健康診断の結果、「積極的支援」に該当した40歳以上の方（メタボリックシンドロームの危険性が高い人）

特定保健指導対象者レベル分けの基準

注）糖尿病、高血圧症または脂質異常症の治療に係わる薬剤を服用している場合は、すべ情報提供（特定保健指導対象外）となります。

基準値	追加リスク		判定
腹囲：男性85cm 女性90cm BMI：25	①血糖 空腹時血糖が100mg/dl以上 または HbA1cが5.6%以上または随時血糖が100㎎/dl以上 ②脂質 中性脂肪が150mg/dl以上（やむを得ない場合は随時中性脂肪175mg/dl以上）または HDLコレステロールが40mg/dl未満 ③血圧 収縮期血圧が130mmHg以上 または 拡張期血圧が85mmHg以上	④喫煙歴 最近1ヵ月間に喫煙	40歳～ 64歳	65歳～ 74歳
腹囲もBMIも基準値未満	－	－	情報提供
腹囲は基準値未満 BMIは基準値以上	追加リスク　該当なし	－
	追加リスク　1つ該当	－	動機づけ支援
	追加リスク　2つ該当	なし
		あり	積極的支援	動機づけ支援
	追加リスク　3つ該当	－
腹囲が基準値以上	追加リスク　該当なし	－	情報提供
	追加リスク　1つ該当	なし	動機づけ支援
		あり	積極的支援	動機づけ支援
	追加リスク　 2つ以上該当	－

特定保健指導の流れ

メタボリックシンドロームとは？

内臓脂肪型肥満を共通の要因として、高血糖・脂質異常・高血圧が引き起こされる状態で、それぞれが重複した場合は命にかかわる病気を招くこともあります。ただし、食べ過ぎや運動不足等、悪い生活習慣の積み重ねが原因となって起こるため、生活習慣の改善によって、予防・改善できます。