あなたはバランスの良い食生活を心がけていますか?
改めて見直してみましょう!
社会環境や労働環境のめまぐるしい変化は、「いつでも好きなものを手軽に食べられる」等、便利になった反面、夜遅い食事や朝ごはんを食べない等の“食の スタイルの多様化”をもたらし、それが不規則な食事や、偏食による栄養不足、肥満、生活習慣病等の悪影響を及ぼしています。
また近年では、肥満症や高血圧、高脂血症、糖尿病等の生活習慣病が急増し社会問題化しています。
生活習慣病はそれぞれ独立した別の病気ではなく、いずれも肥満が深く係わっています。肥満の中でも特に内臓に脂肪が蓄積した肥満を内臓脂肪型肥満と呼び、最近では「メタボリックシンドローム」と深く関わっていると言われていますが、日常の食に対する認識不足(誤った摂りかた)と、健康に対する認識不足が大きな要因になっています。
生活習慣には「食事」・「運動」・「休養」という3つの柱があり、この中でも食生活は最も重要なものです。その理由は人は食事をしないと生きていけないからです。口にしたものが栄養素となり、血液として運ばれ、全身の組織に循環します。
まさしく「食べた物が自分を作っていく」のです。
三食きちんと食べている人は男性は44%・女性は65%でした。
全国的にみても朝の欠食率は増加しており、特に若い世代(20代)の一人世帯に限ると、男性で約70%・女性で約30%と高く、日本の全国平均と大差ありません。(平成16年国民健康栄養調査結果より)
また、一日一食しか食べない方も男性では5%(約1800人)も見られ、絶対的な栄養不足が見られます。
“出勤前、時間がない”とか、“朝は食べる気になれない”“やせたい”等の理由で欠食する人が多いようですが、一食抜くと食品数がそれだけ減ってしまい、栄養不足や偏りを作る一番大きな原因となります。
更に、欠食をすると次の食事で「ドカ食い」をしてしまい、急な血糖の上昇を引き起こし、体の中のインスリンの分泌を不必要に高めます。
そしてそれを長い時間をかけて習慣化すると、余分な血糖を筋肉や肝臓に蓄え、中性脂肪となり、内臓脂肪が増えるきっかけや糖尿病予備軍を作り出します。
帰宅時間が遅くなりがちな私達。
男性で一番多かったのは就寝前1時間以内に夕食を食べる人で、約55%見られました。
理想的な夕食の時間は、就寝3時間前だといわれます。しかし現代の生活ではそれを守っていくことは大変な事です。
夜遅くに食事をとる場合に気をつけたいことは、過剰に摂取したエネルギーは体脂肪として蓄積されやすく、肥満と密接に直結し内蔵肥満をひきおこしやすいということです。
夜遅い食事を改善するためには、食事時間を理想的な時間帯に変更するのが一番ですが、多様化したライフスタイルでは難しい一面もあります。
夕食の内容を、低エネルギーで消化のよいものに変更したり、19時ごろにバナナやサンドウィッチやおにぎり等の手軽な食事をいったんとり、帰宅後の食事量を分散させる等の日々の工夫も不可欠です。
まさしく「夜の食事を制する者が健康を制する」のです!
普段の生活のなかで「栄養バランスを気にしていない」と回答した方は、男性で約63%・女性で45%でした。
グループ平均では59%(約20000人)いらっしゃいます。
日本の全国平均では「一日に最低一食、きちんとした食事をしている人」は56.3%(平成8年国民健康栄養調査結果より)となっており、今後大きく見直さなければいけない部分と思われます。
食生活と栄養バランスは生活の質との関連も深く、よい食生活が基盤にあってこそ、心と体の健康づくりが図られるのです。
ダイエットの有無を尋ねると、男性では約95%・女性では約75%の方がしていないと回答されました。
神経質で思い込みの激しい体重管理は問題がありますが、昨年のグループの健診結果ではBMIが24以上といわれた方は約9400人とグループ全体の23% を占めており、SGホールディングスグループの方は全体的に「体重に気を配る」・「体重を気にする」という意識が低いと思われます。おおむね男性は女性よ りもダイエットには消極的なようです。
しかし、「履けなくなった服(ズボン)を履けるようにしたい」「腰の痛みを軽減したい」「体が軽いと楽だろうなぁ」「会社の健康診断で二次検査に行きたくない」と、やせたい願望は太っている人なら誰でもあると思います。
まずは体重計にのる習慣をつけ、ダイエットについて考えてみてください。
そのメリットの多さに目をみはると思いますよ。
太る要因となる食習慣を「やめる」と一番効果がありますが、それが難しい人は「減らす」「変える」「増やす」などたくさんの選択のヴァリエーションがあります。
「トライ表」を活用して「自分だったら出来そうだな」と思うものにチェックし、ご自身でできそうな対策から気軽にチャレンジしてみてください!
①やめる対策
②減らす対策
③変える対策
④増やす対策