これまでのお知らせ
平成29年度 予算のお知らせ
当健保組合の平成28年度の財政状況は、11年ぶりに黒字決算となる見込みです。
しかしながら平成29年度予算につきましては、保険料収入は前年を上回ると見込んでいるものの、支出増に伴って積立金の一部取り崩しを織り込んだ予算となります。これからも、高齢化による高齢者医療制度への納付金等の増加や、医療の高度化による医療費(保険給付)の増加等、支出は増加すると予想されます。
また、加入者の健康保持、増進のための保健事業の継続的な実施には、一定の費用確保が必要であり、厳しい財政状況であることに変わりはありません。
予算の主なポイント
健康保険
収入
- 保険料
健康保険料率は前年度と同率の92/1000に据え置きました。
人数及び平均標準報酬が増加傾向にあることから、平成28年度実績見込値より1.3億円増加の80.3億円となります。
支出
- 保険給付
国民医療費は継続して増加しており、2014年に40兆円を超えました。当健保組合においても同様に医療費は増加しており、経年の推移から平成28年度実績見込値より5.0%アップ、1.8億円増加の38.0億円を見込んでいます。保険給付は保険料収入の約47.3%を占めることとなります。 - 納付金等
納付金等の内、前期高齢者(65歳~75歳未満)納付金は厚生労働省からの通知に従い、平成28年度実績見込値より1.4億円増加の13.1億円、後期高齢者(75歳以上)支援金は2億円増加の18.6億円となります。納付金等で保険料収入の40.9%を占めることとなります。 - 保健事業
対象者が増加する人間ドックをはじめ、各種健康診断、特定保健指導、重症化予防等の例年通りの事業の実施を予定している他、より効率的で効果的な事業運営を目指し、実施内容の一部見直しを行うため、平成28年度実績見込値より4,600万円増加の7.5億円となります。