自分自身での健康管理や疾病治療のための市販薬購入を対象とした控除で、世帯の年間の市販薬購入額が12,000円を超えた場合に適用されます。対象となる医薬品はスイッチOTC薬品という医療用から転用された医薬品のことで、風邪薬、胃薬、鎮痛剤などがあります。確定申告の際には購入時のレシートや領収書が必要になりますので大切に保管しておいてください。
平成29年1月1日~令和8年12月31日までに購入されたもの (※適用期限が5年間延長されました)
確定申告するためには、以下の3つの条件全てに該当する必要があります。
税制の対象になるOTC医薬品は、厚生労働省のホームページに掲載されています。
また、自主的な取り組みでパッケージに識別マークが記載されているので、購入するときにご確認ください。
セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について
(厚生労働省ホームページにリンクします。)
■セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)の対象品を示すマーク
【ご注意】
ただしどちらも明細書の記入内容の確認のため、税務署から提示を求められる場合がありますので、確定申告期限等から5年間、ご自宅等で保管してください。
従来の医療費控除制度と同時にこの制度を利用することはできません。
購入したスイッチOTC医薬品の代金に係る医療費控除制度については、従来の医療費控除制度とセルフメディケーション税制(医療費控除の特例)のどちらの適用とするか、選択することになります。
くわしくは国税庁のHPをご覧ください。
セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)について