投稿 言わしてんか!聞いてんか!
知ってる者だけ救われる

私の妻は6年前に脳出血で倒れ、右半身麻痺と失語症の後遺症が残りました。半年入院をした後、介護生活が始まりました。介護サービスの知識など全くありませんでしたが、退院前にケアマネージャーを紹介され、まず介護認定を取り、退院後はすぐに病院が提供しているリハビリやデイサービスの介護サービスを受けることができました。
障害者であれば、行政から享受できる福祉サービスはたくさんあるのですが、ケアマネージャーや病院からは詳しい話はありませんでした。
会社の先輩から障害者の認定を受けたらと言われるまで、そういう制度があることを知りませんでした。障害者手帳、医療証、大阪メトロ等の無料乗車券発行は、区役所で申請します。あとは冊子をもらい各行政機関に問い合せをし、手続きとなります。
他には、自動車税の減免(税務署)、駐車禁止除外指定車標章(警察署)、高速道路利用料金減免(NEXCO等)、障害年金(年金機構)、給与控除(会社)等があります。大半の方は知らない情報だと思います。
でも誰も詳しく教えてくれないのです。自分で調べて申請するしかないのです。障害年金は、社会保険労務士に依頼しないと難しいです。これって本当に弱者を救うための福祉なのかと思います。知ってる者だけが受けることができる福祉が現実です。今、健康保険組合で従事していて、こういった情報の提供ができたらと思っています。
(第1地区 T・T)
バス旅

先日、妻と日帰りのバス旅ツアーに参加した。参加者の大半は私より先輩のご夫妻、女性のお友達グループ。皆さん、どことなく似たような服装、醸し出す雰囲気が似ているように感じてしまう。
車内で聞こえてくる会話は、スマホの使い方、孫自慢、健康に関すること、などなど。昼食では皆さんビールを注文、ご飯のお替りもしていた。
あいにくの雨だったが、見学の神社、お寺でも坂道、階段を私よりスタスタ歩いて行かれる。道の駅でのお買い物もしっかりご当地物産を買い求めていた。みなさん元気いっぱいで感心した。
数年後の自分もあんな風になるのか? いや、なりたいのか? 思いを巡らした。
この方たちの健康保険は国民健康保険だろうか? 健保の前期高齢者納付金が保険給付の一部に賄われていることは知らないだろうなぁ・・・。仕事柄シニアと健康保険をつい結びつけてしまう自分がいた。
「人生百年時代」「健康寿命」「少子高齢化」など、
「全世代型社会保障」行きのバス旅。どんなことが待っているのだろう。この国の健康保険に携わるものとして将来を考えた日帰り旅だった。明日からもその一端を支えるべく業務に取り組んでいこう!
(第2地区 I・N)
考えるのをやめるのは、やめましょう

「人生100年時代」という言葉を、最近はあまり聞かなくなったように思いませんか? ひと昔前は、いろんなメディアで聞いたフレーズだったように思いますが、言葉の旬が過ぎたのか、100歳が当たり前のことになったのか、とにかく、あまり聞きません。
「人生100年時代」に備えていろいろ考えてはみたものの、厳しい現実を見せつけられて途方に暮れる。新型コロナ対策やアフターコロナ対応に追われて目先のことで精一杯、というのが本当のところかな、と思います。しかし、「人生100年時代」は確実にやって来ます。考えるのをやめるのは、やめましょう。
100歳まで健康に生きなければ意味がありません。健康寿命を100歳に近づけられるよう、私たち健保組合でも新しいデータヘルス計画のもと、取り組んでいきたいと思います。
加入者の皆さんのための健保組合であることを忘れず、皆さんの知恵をうまく集めて、また、健保の枠を超えて、気持ちを一つにして進むことが大切だと思います。
The night is long that never finds the day.
明けない夜はない
(第3地区 M・T)
投稿規定
- 500字以内。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。
- イラスト、写真も歓迎します。
- 原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。
- 原稿は地区会の広報委員へ送ってください。
- 問い合わせは、健保連大阪連合会事務局へ。(06-6131-7715)