【60歳代前半の皆さまへ】65歳(前期高齢者)になる前に、早期身体検査・早期治療をお願いします

早期身体検査、早期治療をお願いする2つの理由

1. 皆さまの身体のために

60代を迎えると、若いころと比べ様々な病気にかかるリスクが高まります。3大疾病はもちろん、糖尿病や腎臓病など様々な病気のリスクが増え、病気による死亡率が高まるのも60代です。そのリスクをミニマイズし、健康寿命を一日でも伸ばしてイキイキと暮らし続ける為にも、これまで以上に入念に身体検査を行い、一早く自分の体に異常を見つけ、直ちに対応することが大事です。ご自身の体のチェックを先延ばしにしては、体へのリスクや医療費が大きくなるばかりです。

2. 健康保険組合(健保)財政のために

重症化する前に治療頂いたほうが早く治り、結果として医療費が少なく、健保財政への影響は少ないです。しかし、それ以上に大きいのは、65歳以降の加入者に医療給付費が発生すると、クボタ健保は医療給付費そのものに加え、その約6.5倍の政府への“前期高齢者納付金”が発生する事です。政府への“前期高齢者納付金”は、クボタ健保に加入する前期高齢者(65歳~74歳)の1人当たりの医療費と連動しています。
つまり、65歳以上の医療費は、健保の負担金として7.5倍に膨れ上がるのです。
そして、この負担金は、皆さまからいただいている大切な保険料から支払われます。

例えば、65歳以上の加入者が100万円の医療給付費を受けた場合、クボタ健保としてはその医療給付費に加え前期高齢者納付金としての650万を納付することとなり、合計750万円の負担となるのです。
65歳前の加入者でしたら、100万円の医療給付費だけの負担となります。
是非とも65歳になる前に身体の異常を見つけ、治療していただきたいのです。

身体に異常を感じても、65歳過ぎて退職してからゆっくり身体を検査し治療を受けようというシニア社員の方が見受けられますが、65歳を待つのでなく、今、直ちに、検査・治療を行ってください。
国の制度をご理解いただき、ご協力をよろしくお願いします。

【クボタ健保が支払う前期高齢者納付金(医療費給付部分)】

従って、クボタ健保の場合、前期高齢者加入員の保険給付費の約6.5倍を前期高齢者納付金として政府に納めることとなります。(6.5倍=15%÷2% -1)

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