元気のおはなし2014

歯のはなし

■糖尿病と歯周病の関係

今では国民病の1つである糖尿病が歯周病と深くかかわっていたことをご存じですか?実は、歯周病は糖尿病の6番目の合併症といわれるほど関係が深いものだったのです。歯周病と糖尿病はお互いに病状を悪化させ、それぞれの治療を妨害します。
糖尿病の患者では歯周病が進行してしまうと、糖尿病性腎症や心筋梗塞までを引き起こし、死亡率が高くなる傾向があります。


■糖尿病が及ぼす歯周病への影響

糖尿病患者は全身的な代謝障害を起こすため、感染症にかかりやすくなっています。そのため、プラーク(歯垢)中の細菌による感染症である歯周病の進行に繋がります。


■歯周病が及ぼす糖尿病への影響

歯周病になっている部位で生産されるサイトカインが血糖値をコントロールしているインスリンの機能を阻止するため、糖尿病に悪影響を及ぼします。


■関係を知って治療を受けましょう!

以上のように、糖尿病と歯周病は相互に影響を与えています。歯周病と糖尿病は別々の病気だから無関係、というわけではないことを覚えておいてください。どのような病気にも言えますが、自覚症状が出るほど悪化してから治療をはじめるのではなく、生活習慣の改善に取り組みましょう。

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