肝炎は、肝臓の細胞に炎症が起こり、肝細胞が破壊される病気です。
その原因は、ウイルス、アルコール、自己免疫等ありますが、日本においては、B型、C型など肝炎ウイルス感染による肝炎が多くを占めていて、感染者は約300万人いると推測されています。
肝臓は沈黙の臓器といわれており、肝炎になっても自覚症状が少なく、気づかないうちに肝硬変や肝臓がんに進行する可能性があります。
ウイルス性肝炎は、世界でも健康上の大きな問題になっていて、世界保健機構(WHO)は、ウイルス性肝炎のまん延防止と感染予防の推進を図ることを目的として、7月28日を「世界肝炎デー」と定めています。
日本でも「日本肝炎デー」として、全国規模で啓発活動を行っています。
肝炎ウイルス感染者の約3割の方が自分が感染していることに気づいていないと考えられています。
一般の健診では肝炎ウイルスに感染しているかどうかわかりません。
通常の血液検査で、肝機能検査上、異常がない場合でも肝炎ウイルスに感染している場合もあります。
今までに一度も肝炎ウイルス検査を受けたことがない場合は、受けるようにしましょう。
もし、ウイルスに感染していても、早期に発見し、適切な治療を受ければ重症化を防ぐことができます。
当健保組合では、C型肝炎検査の費用に対し補助金を支給しています。
ぜひご利用ください。
40歳以上の被保険者と被扶養者(配偶者のみ)