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広報誌「かけはし」

健保問答

第532回

Q

リフィル処方箋の利用上の注意点を教えてください。

A

令和4年度に導入された「リフィル処方箋」は、症状が安定している患者に対し、医師が定めた期間内に最大3回まで繰り返し使用できる処方箋です。医師の診察なしで薬を受け取れるため、通院回数や医療費、交通費の負担軽減が期待されます。

利用上の主な注意点としては、リフィル処方箋は投薬量に限度が定められている医薬品や貼付剤(一部を除く)などには適用されません。また、初回は医師の診察が必要であると共に、処方箋発行後は原則4日以内に薬局で薬を受け取る必要があります(2回目以降は、前回の投薬期間が終わる前後7日間に受け取りが可能)。

一方で、同じ薬局を利用することで服薬管理がしやすくなるため、継続的な管理を促すことにもつながりますが、実際に体調変化があった場合には、利用期間内であっても速やかに医師の診察を受けることをお勧めします。

以上のように、リフィル処方箋は患者側の負担軽減効果が期待できますが、自己管理が重要となりますので、その点注意しながら適切に利用しましょう。