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広報誌「かけはし」

2024年度 健保組合(大阪)予算概要
経常収支、657億円の赤字
平均保険料率は9.326

健保連大阪連合会管内166健保組合の2024年度予算概要が、このほどまとまった。経常収支は約657億円の赤字で、142組合(85.54%)が赤字を計上した。18組合が保険料率を引き上げた結果、平均保険料率は9.326%となった。高齢者医療拠出金は約4073億円。拠出金の保険料収入に対する割合は、42.92%となった。

大阪連合会管内166健保組合の2024年度予算概要をみると、経常収支は、経常収入約9742億円、経常支出約1兆399億円で、差引約657億円の赤字となっている。

おもな適用状況をみると、被保険者数は2万7483人増えて174万5271人、被扶養者数は3万2554人減って124万8013人となった。平均標準報酬月額は5248円増加し38万6685円、平均標準賞与額は3万1482円増加し123万9825円となった。

18組合が保険料率を引き上げた。この結果、調整保険料率を含んだ平均保険料率は、9.326%となった。

保険料収入は、平均標準報酬月額や平均標準賞与額、被保険者数の増加により、4.45%増加し9489億9832万円。経常収入も4.46%増加し9742億6758万円となった。

経常支出は4.80%増加し1兆399億6237万円となっている。法定給付費は5.44%の増加となり、5406億6304万円が見込まれた。

高齢者医療拠出金総額は167億1099万円(4.28%)増加し4073億4273万円となった。これは、団塊の世代が後期高齢者に到達した影響を大きく受けたことで、大幅な増加につながったと考えられる。

内訳は、後期高齢者支援金が3.77%増の2370億1419万円、前期高齢者納付金(退職者給付拠出金含む)が4.99%増の1703億2854万円となっている。前期高齢者納付金の大幅な増加が顕著である。

おもな適用状況
おもな収支状況