投稿 言わしてんか!聞いてんか!
3種類の座薬

私の子どもが乳児のころだ。夜中に飲ませたミルクを噴水のように吐き、高熱でぐったりすることがあった。
次第に目がうつろになり、その後、熱性けいれんを発症した。
過去にも熱性けいれんを発症していたので、けいれんを軽減させる座薬、高熱を下げる座薬、そして嘔吐を改善する座薬の3種類が処方されていた。
しかし、嘔吐と熱性けいれんが同時に発症するのは予期せぬ事態だった。どの座薬から先に挿入してよいのか、また、座薬を挿入したあと、次の挿入する時間の間隔は? まったく無知であった。
特に乳児は座薬を挿入したあと、すぐに便と座薬が出てくる恐れがある。便と座薬が出たあと効果はあるのか分からない。
夜間救急センターや市民病院に薬のことで問い合わせをしようとしたが、電話がつながらない。あわてて駆け込んだ医療機関で1時間以上待たされた。
今、当健保には保健事業の一環で、育児、メンタルヘルス、薬など、健康に関する疑問・質問について医師や看護師などが答えてくれる電話相談がある。当時、このような保健事業があれば、迷わず電話していたであろう。
その子どもも、4月から大学生になり、元気に通学している。
(第4地区 M・F)
二次検診に行こう

昨年の定期健診で視力が急に悪くなり、また眼球に濁りもあったので、眼科に二次検診を受診しました。その結果医師から「安心してください。加齢ですので問題ありません」と元気づけて(?)いただきました。
以前も、ホクロが急に大きくなり、メラノーマかと心配になり受診したところ、同様に「安心してください。加齢によるメラニンの蓄積で、そのうち自然に取れます」と励ましていただきました。
「原因は加齢」を繰り返し聞くことは、ある程度自覚しているとは言え、気になるところではありますが、検査を受けずに日々ストレスを抱えることを思えば、ずっと気が楽になりました。
当健保でも再検査および精密検査の指示を受けても、受診されない方が一定数います。法定健診を超えるがん検診等を健保が全額補助しています。二次検診を受けないということは、せっかくの健診の意味がなくなってしまいます。
二次検診は法的な後ろ盾がありません。しかし、早期発見・早期治療の効果に加え、問題ないことがわかった場合の安心感は、仕事や生活を健康に送っていくうえで重要な要素になります。
事業主との意見交換でも、二次検診は予防と早期発見・早期治療に役立つこと、検査を受ければ早期に発見できる確率が高くなり、治療の負担も軽くなることなど、定期健診とセットであることを一層周知し、受診率の向上を目指すこととしています。
(第5地区 H・I)
お金では買えない

昨年末に大病を患い、手術入院となった。術後、病院のベッドで寝ていると身体を動かすのも大変で、健康のありがたさをしみじみ感じた。普段、健康で生活しているとそれが当たり前で、あまり実感が湧かなかったが、病気になってその大切さが初めて分かった。
退院すると、家のパソコンが突然壊れ、電源を入れても立ち上がらない。修理に出すと、ハードは問題ないがOSが壊れているため、Windowsを再インストールする必要があるとのこと。作業代およびソフト代等々で5万円かかった。
そしてしばらくすると、今度はテレビがつかなくなった。砂嵐がしばらく続き、勝手に電源が落ちる。修理に出すと、基盤が壊れているので、修理するより新しく買った方が安いというので、買い直した。
初詣のおみくじは大吉だったのに、なんて年だと思ったが、パソコンやテレビはお金を出せば元に戻るし、もっと性能の良いものにも買い替えられる。
一方、健康はお金で買えないと感じる今日この頃。ひとたび重症化すれば、いくらお金をかけても元の健康なころには戻れない。早期発見・早期治療が重要であると痛感する。
健康保険組合としても、人間ドックの補助や特定健診・特定保健指導の受診率アップに尽力していきたい。
(第6地区 K・T)
投稿規定
- 500字以内。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。
- イラスト、写真も歓迎します。
- 原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。
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- 問い合わせは、健保連大阪連合会事務局へ。(06-6131-7715)