出産育児一時金は、被保険者・被扶養者の出産に際し、費用捻出による経済的負担を軽減するために作られた制度です。

これまで出産育児一時金の金額は「公的病院」「私的病院」「診療所」の中で、最も出産費用が低い「公的病院」における平均出産費用に基づき設定されていました。

今回の金額引き上げは、近年の出産費用の高額化を考慮し「私的病院」「診療所」を含めた「全分娩施設」の平均出産費用を参考に決められました。

また、厚生労働省は令和6年4月を目途に、分娩施設ごとの出産費用を公表し、その結果を踏まえて出産費用の保険適用を検討する方針です。

①出産育児一時金の金額
50万円（産科医療補償制度に加入していない医療機関等での出産の場合は48万8000円）

②対象の出産日
令和5年4月1日以降の出産より適用