投稿 言わしてんか!聞いてんか!
収束が見えないコロナ禍での事務所移転

我が組合では、予想される南海トラフ巨大地震に備えるため、当健保会館の耐震診断を行った。結果は、国が定める耐震基準を満たしておらず、「倒壊・崩壊の危険度が高い」との診断がされた。
早速、いつ発生するかわからない巨大地震から加入員・職員の命と健康を守るため、移転準備に入った。組合会で診療所の廃止と事務所移転など承認のうえ、敷金をはじめ、家賃、引越費用と退職金など多額の経費を予算計上した。
ところが、新型コロナウイルス感染症の拡大である。残業代や賞与の減少に伴い賃金が低下し、見込んでいた保険料収入が大幅な減収となった。
健保組合は月々の保険料収入を確保したうえで各種事業を行っており、その収入が不足すれば事務所移転などの事業が実施できない状態に陥る。
今後、新型コロナ感染拡大の影響による保険料収入の減少に併せ、高齢者医療への重い拠出金負担、高齢化・高度化による医療費の増加、「2022年危機」問題などでさらなる負担増となる。財政難から保険料率の大幅な引き上げを余儀なくされる組合も多くあると思われる。
一刻も早い新型コロナ感染拡大の収束と医療保険制度改革、健保組合への財政支援を願うものである。
(第1地区 Y・T)
激動の2020年度を振り返る

2020年度は緊急事態宣言で始まった。おりしも長女の結婚が決まり、2月に二人の結婚挨拶。4月予定の家族顔合わせを、先方のご両親の提案で2月に前倒しで済ませたのは、絶好のタイミングであった。
それと相まって夫となる人の長期出張が決まり、新居への引っ越し、入籍を済ませることとなった。順番が逆ではと思ったが、二人で相談して決めたことなので、致し方ない。
それと並行して、お世話していた一人暮らしの99歳の伯母の体調が悪くなり、手術のかいもなく、6月に亡くなった。予定していた結婚式の「前撮り」がコロナの影響で延期になった合間の出来事であった。前撮りは、先方の姉夫婦の計らいで8月に行うことができ、当日は雲一つない撮影には絶好の日和であった。
結婚式は当初から家族のみでハワイで行う予定だったが、急きょ沖縄に変更、運よく同じ日程で、10月に行うことができた。当日は絶好の結婚式日和となり、少人数の結婚式であったが、二人で作成したビデオで盛り上がり、とても心に残る結婚式でよかったと思う。
年が明け、コロナ禍のもと長男夫婦の出産があり、元気な3人目の孫ができた。慌ただしい1年であったが、大過なく過ぎ安堵した。
2021年度はコロナ対応、電子申請、オンライン資格確認など大きく変貌する年となるので、仕事で頑張りたいと思っている。
(第2地区 M・U)
「不要・不急」って?

ふと、考えた。「不要・不急の外出」って何?
新型コロナウイルス感染症により緊急事態宣言が昨年4月に初めて、続いて今年の1月にも発出されました。さらに4月にはまん延防止等重点措置の実施に続き、3度目の緊急事態宣言が発出されるに至りました。
宣言のなか、マスク生活、在宅勤務、学校の休校、飲食店の時短営業要請などなど、生活は一変、自粛を強いられました。健保組合も大きな影響を受けました。
報酬月額は算定基礎届の結果、急落して保険料の大幅な減収となりました。一方で医療費は件数・日数・金額ともに対前年を大きく割り込みました。これは、医療機関に通院することでの感染リスク(実際、医療機関での集団感染が発生)を恐れたことも影響していると思われます。それにしても、信じられないほど医療費が減りました。
図らずも、良くも悪くも「医療費の圧縮」につながったのではと思ってしまいました。そもそも医療機関への通院は、「不要・不急の外出」の対象外であったのでは? 患者自身が急を要しないと判断したり、はしご受診などを控えたりした結果なのでしょうか。改めて不要・不急の意味を考えさせられました。
しかしながら、今年度あたりから、元通りの医療費になるのではないか、などと心配する今日この頃です。
(第3地区 M・A)
投稿規定
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