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令和2年度決算公告

ダイヘン健康保険組合の令和2年度決算が、7月20日に開催された組合会で承認されましたのでその概要をお知らせします。

1.加入者の状況

  • 3月末被保険者数は前年度3月末より24人減少の1,787人、被扶養者数は前年度3月末より33人減少の1,919人となった。(年間平均被保険者の数は1,811人)
  • 平均標準報酬月額は442,191円と前年度比0.78%の増加、平均標準賞与額は2,352千円と前年度比14.13%の大幅増加となった。

2.収支の状況

  • 経常収入は保険料の伸び等により前年度比4.26%増加の1,362,581千円となった。
  • 経常支出は高齢者に対する医療費を賄うための納付金が3.7%増加したが保険給付費や保険事業費が減少したことにより1.5%減少の1,079,769千円となった。
  • 法律によって義務付けられている準備金保有率は健全な水準の181.22%となった。

3.給付および納付金の状況

  • 保険給付費は前年度比5.6%減少の463,022千円であった。
  • 社会の高齢者医療に対する拠出金である納付金は3.7%増加の543,713千円であった。高齢者医療費はおおきく伸びており将来納付金の上昇が懸念される。
  • 義務的経費(保険給付費及び納付金)に占める納付金の割合は2.33ポイント増加し54.0%となった。社会全体の高齢者に対する医療費を賄うための納付金は年々増加する傾向にある。

4.保険事業の状況

  • 特定健康診査事業は、被保険者は事業者が行う安全衛生法による定期健康診査と同時に実施するため実施率は目標を達成しているが、配偶者の特定健康診査の実施率は大きく未達となった。
  • 成人病予防対策である特定保健指導は希望者が少なく、大きく目標を下回る。配偶者を含めた受診者増加策が必要。
  • 新型コロナウイルスまん延防止のため歯科検診や歯科衛生指導を中止した。代わりにオンライン歯科検診を設定するも参加率は低迷、また被扶養者対象のファミリー歯科健診も健保として不参加にするなど保険事業の縮小を余儀なくされた。

5.決算残金処分

  • 収支差引額は344,991,643円で、このうち43,934円を財政調整事業繰越金とし、残金の344,947,709円を給付費の急増や急激な収入減など不測の事態に備えるための別途積立金に積み立てる。決算残金処分後の別途積立金は1,887,064千円となる。

6.介護勘定

  • 介護保険収入は前年度比3.7%増加の123,420千円で介護納付金は18.8%増加の163,351千円であった。準備金繰入より50,000千円繰入れており、収支差引額10,480千円については全額介護準備金に積み立てる。

健康保険

基礎数値
被保険者数 1,787人
被扶養者 1,919人
保険料率 100/1000(被保険者 40 事業主 60)
平均標準報酬月額 442,191円
決算
収入 科目 決算額(千円)
健康保険収入
調整保険料収入
国庫補助金収入
財政調整事業交付金
その他
1,360,562
18,000
45,649
15,798
2,712
1,442,721
支出
事務費
保険給付費
納付金
保健事業費
財政調整事業拠出
その他
32,168
463,022
543,718
40,257
17,961
604
1,097,730
差引残額 344,991
実施した保健事業
  • 生活習慣病健診
  • 人間ドック
  • 婦人科健診
  • PET検診
  • ネットワーク歯科健診
  • 配偶者生活習慣病健診
  • 特定保健指導
  • インフルエンザ予防接種
  • 各種保健指導宣伝 等

介護保険

基礎数値
被保険者数 1,616人
保険料率 12.6/1000(被保険者 6.3 事業主 6.3)
平均標準報酬月額 502,574円
決算
収入 科目 決算額(千円)
介護保険料
繰入金
国庫補助金受入
その他
123,420
50,000
410
1
173,831
支出
介護納付金
積立金
その他
163,351

163,351
差引残額 10,480

財産目録

一般勘定 令和2年3月末現在

種別 数量 金額又は価格 備考
準備金 金員 銀行預金 220,158,376円
郵便貯金 0円
220,158,376円
委託金 6,085,000円
出資金 0円
合計 226,243,376円
別途積立金 金員 銀行預金 1,887,065,157円
郵便貯金 0円
合計 1,887,065,157円
退職積立金 金員 銀行預金 0円
その他の財産 土地 0円
建物 0円
事務用備品 0円
合計 0円
総計 2,113,308,533円