●遠くで汽笛を聞きながら |
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平成16年に健保組合に来て早や16年半、その間に健保の仕事も様変わりしました。
当初は賞与保険料の徴収が始まった2年目、黒字化したばかりで財政に余裕があり、繁忙期は予算決算時期だけでした。
それも束の間、改革の荒波が押し寄せ、平成17年・個人情報保護法の制定、平成20年・後期高齢者医療制度開始で次第に赤字化し、特定健診・特定保健指導導入では、事業主との協力体制構築で悪戦苦闘しました。平成22年・レセプトオンライン化で紙レセプトと袂(たもと)を分かち、平成27年の第1期データヘルス計画でも悪戦苦闘、ついに断行した平成28年・保険料率の引き上げでは事業所説明で飛び回りました。 平成29年には、後期高齢者支援金の全面総報酬割、個人情報保護法改正、平成30年・第2期データヘルス計画、令和2年・介護納付金の全面総報酬割、令和3年にはマイナンバー資格確認開始と息つく暇もなく対応を迫られた気がします。負担増に呼応して、助成金や補助金も増えましたが、交付申請や実績報告の作成もなかなか手間がかかります。
その他に、人間ドックの外注化、事業所の増減対応、保険証のカード化。忘れもしない平成23年の東日本大震災、業務用パソコンは電子化対応等で5台から9台に増えました。
その間、被保険者数は団塊世代の定年時期を除き、右肩上がりで増え続けていますが、職員は実働4人でなんとか業務をこなしています。ベテラン職員たちに感謝しつつ、あと5年、健康を維持しつつ職務を全うしようと思います。
(第1地区 M・K) |
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●こころの健康づくり |
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新型コロナにより、今春以降、各種活動、季節のイベントの多くが中止となっています。季節のアクセントがなくなるとメリハリがなく、月日の流れが一層早く感じられます。
そして暦はもう10月。食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋…です。毎年この時期、私は書道展の作品作りに追い込みをかけています。コロナ禍において選んだ作品の言葉は「雲外蒼天」。世界がコロナという試練の雲を突き抜け、一日も早く美しい青空が望めるようにと祈りながら書いています。また、数カ月ぶりに再開したクラシックの定期演奏会にも行ってきました。人数制限のため聴衆は通常より少なかったですが、 皆さんの心のこもった拍手が鳴り響き、自然と涙があふれてきました。
WHO憲章では「健康」とは「肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であること」というようにとらえられています。文化や芸術は、こころを良好に保つ一翼を担っている、とあらためて感じています。コロナ禍で運動不足となり、生活習慣病リスクが懸念されます。同時にメンタル面のケアも非常に重要です。事業主とともに、加入者の心身の健康支援をしっかり行っていきたいと思っています。
(第2地区 A・G) |
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●健康保険組合に異動して |
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健康保険組合に異動になり半年経ちました。前職は三重をベースに滋賀と月に何度かの大阪、一週間に400km近く移動する生活が8年間。それがほぼ外出することもなく、新型コロナの影響で在宅、引きこもり状態に。日々の生活が一変しましたが、もともと適応性はあるほうなので、生活の変化にはすぐに慣れました。
ただ驚いたのは、聞いたことのない健康保険の専門用語で、特に○○支援金、納付金、交付金、付加金、一時金、拠出金等々、「金」のつく用語の多いこと。払うお金かいただけるお金か? すべてを理解するにはまだまだ時間がかかりそうです。
異動する前は、毎年夏場にテントを担いで少し高い山に登っていました。山の良いところは、下界との距離を置くことでのストレス解消、生活リズムの改善、植物や鳥、動物(たまに熊)との出会いによる癒しなど多々あります。気を付けることは、老化による体力、集中力、判断力の低下によるケガです。体と気持ちのバランスが大切だと思い、毎年トレーニングに励んでいましたが、残念ながら今年は自粛続きで中止にしました。
着任早々、新型コロナの影響により、健保組合財政はさらに厳しくなると予想される状況となりました。まずは新型コロナが早く終息することを望むばかりです。
(第3地区 S・S)
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投稿規定 |
「言わしてんか!聞いてんか!」 |
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500字以内。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。 |
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イラスト、写真も歓迎します。 |
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原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。 |
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原稿は地区会の広報委員へ送ってください。 |
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問い合わせは、健保連大阪連合会事務局へ。(06-6131-7715) |
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