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経済財政諮問会議 |
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6月22日に開催。平時と危機に柔軟に対応できる医療提供体制のあり方や、医療・介護におけるデジタル化の加速について検討された。
骨太の方針2020骨子(案)については、@新型コロナウイルス感染症の下での危機克服と新しい未来に向けてA感染症拡大への対応と経済活動の段階的引上げB「新たな日常」の実現―の項目が挙げられた。7月中旬の諮問会議において、今後のスケジュールの方針が決定される予定。 |
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全世代型社会保障検討会議 |
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医療に関する改革項目は、年末の最終報告に先送りされる。今後は、9月から11月にかけて社保審医療保険部会においても中身の審議を行う。併せて、与党内に戦略本部が設けられており、そこでの調整等を経て、年末の最終報告で結論を取りまとめ、年明けの通常国会で改革法案の審議を行う流れとなる。 |
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社保審医療保険部会 |
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6月19日に開催。全世代型社会保障検討会議の最終報告の先送りが報告された。新型コロナウイルス感染症の状況からやむを得ないが、団塊の世代が2022年から後期高齢者に移行することに変わりはない。健保連として、高齢者医療費の負担増や、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う経済悪化による賃金低下など、現役世代の負担がさらに大きくなることが予想されるため、給付と負担の見直しは絶対に実施しなければならないとコメントした。 |
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新型コロナウイルス感染症関連 |
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政府が行う対応として、@保険料の減免、猶予等A傷病手当金の対応B特定健診・特定保健指導等における対応CPCR検査、抗原検査の保険適用D診療報酬上の対応E診療報酬の概算前払い―が挙げられた。
健保連は、@保険料関係では健保組合の収入に大きな影響を与えるため、財政支援を検討することA特定健診・特定保健指導については、実施できない状況において、後期高齢者支援金の加算減算などについては実態を踏まえて速やかに検討し、健保組合に不利益が生じないよう配慮すべきB予防的な検査は公費で対応すること―等の意見を出した。 |