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健保組合全国大会 |
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今年度は4100名の参加があり、昨年に比べ100名増加した。
国会議員については、当日に参議院本会議や衆議院厚生労働委員会があったなか56名の出席となり、関心を持っていただいている印象を受けた。
大会後の要請においても、国会議員の反応から、大会における起立によるエールなどが好評だった。 |
(2) |
全世代型社会保障検討会議 |
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論点のなかで医療については@後期高齢者の自己負担割合、外来受診時の定額負担、市販類似薬の保険上の取り扱いA医療提供体制の改革―が挙げられた。会議後の記者会見において、麻生財務大臣は「医療の給付と負担のあり方の考え方については、年末の中間報告に盛り込むべき」、加藤厚生労働大臣は「給付と負担を含めて、来年夏の最終報告に向けて検討を進める」と、それぞれコメントした。中間報告は、12月19日前後に出される見込み。 |
(3) |
社保審医療保険部会 |
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11月21日、28日に開催された。21日には、診療報酬改定の基本方針、被用者保険の適用拡大と任意継続制度の見直しについて検討された。診療報酬改定については、医師等の働き方改革の推進や質の高い医療の実現、地域包括ケアシステムの推進、制度の安定性・持続性の向上―の4点が基本的視点として出された。また、適用拡大に関しては、現在の501人超という規模要件の見直しとして、段階的に引き下げていく議論が進んでいくようである。
28日には、診療報酬改定と医療保険制度をめぐる最近の動向について議論された。 |
(4) |
支払基金との手数料交渉 |
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12月5日、健保連、協会けんぽ、厚労省、支払基金による4者懇談会が行われた。2020年度の審査支払事務手数料は59.90円(年間平均61.50円とした2019年度比△1.6円)。医科・歯科レセプトは△2.4円、調剤レセプトは△1.2円。
レセプト電子データ提供事業利用料は据え置き、出産育児一時金等の支払いに関する手数料は△4円。 |
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データヘルス・予防サービス見本市 |
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11月26日、27日に東京プリズムホールで開催された。来場者は約4400人となった。健診や医療機関などをICTで結び、トータルでソリューションする取り組みが紹介された。また、健保連も特定保健指導の実施率向上をテーマにブース出展し、来場者に対しプレゼンを行った。 |
(6) |
上手な医療のかかり方アワード |
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厚生労働省が出す「いのちをまもり医療をまもる」国民プロジェクト宣言に基づき、上手な医療のかかり方の啓発や、医療従事者の負担軽減、若年層に対する医療受診の教育など、優れた取り組みを表彰するもの。保険者である健保組合も募集部門の対象である。締め切りは12月20日。1月に審査、2月に表彰式となっている。 |