広報誌「かけはし」

■2019年10月 No.577
 
投稿 言わしてんか!聞いてんか!

●インフルエンザ予防接種の季節
 

 毎年10月頃になると、「今年は、インフルエンザ予防接種はいつ頃する?」というような会話が、家庭や職場などで出てきます。
 先日、買い物帰りに小児科の前で信号待ちしていると、ママさんたちの立ち話が聞こえてきました。内容は、「今年はインフルエンザのワクチン、どうしよう」「ワクチンを打っても子供たちは毎年インフルエンザにかかるし、私もうつされるし」「効果はあるのかな? 値段もけっこうかかるし…」などでした。
 私は昭和生まれですが、子供の頃は、今ほどインフルエンザの予防に関心がありませんでしたし、予防接種をしたことがなかったような気がします。
 しかし、数年前から、私も予防接種を受け始めました。年齢もそこそことなり、体力の衰えを感じていることもありますが、「予防接種しないと高熱で大変なことになる」とか、「治るまでにかなりの期間がかかる」とか、心配になったからです。ただ、予防接種は健康保険の対象ではなく、全額自費なので悩みの種です。
 私は毎年、発熱すると念のために病院に行き、インフルエンザ検査をしています。鼻や喉の拭い液を採取するのでとても痛く、なんとかならないものかと常々思っています。それに、感染すると発症後12時間(少なくとも8〜9時間)経ってから、48時間までの間にタミフルなどを服用しないといけません。なかなか厄介なもので、困惑もします。
 また、当健保組合の加入者でインフルエンザが流行すると、医療費がどれだけになっているのか、毎月ビクビクしている状況です。
 ただ、このご時世、すばやく結果がわかる検査方法もいろいろと研究されているようです。検査費用もかからず患者にも負担がかからない時代が来れば、健保組合にとっても明るい未来といえるでしょう。そう遠い未来でもなさそうな気がします。

(第1地区 K・N)

   
●取り扱い説明書
 

 「情報共有サイト」、「デジタルPMO」、「統合専用端末」。5年ほど前に健保業務から異動になられた方やリタイヤされた方には何のことか全く分からないと思います。国のマイナンバー導入に伴い、健保組合にも多くの負荷がかかるようになりました。なかでも小規模な健保であれば1人で何台ものパソコンを担当し、それぞれのパスワード管理だけでも大変手間がかかるのはご存知のとおりです。
 やっと統合専用端末による中間サーバーへのログインパスワードについて、次のシステム変更時に有効期限90日間の前にワーニングが発出されると聞き、「こんなことにどれだけかかっているんですか」という気持ちです。個人情報保護の重要性は十分理解をしておりますが、利用者の利便性等を全く考慮しないやり方には疑問を抱かずにはいられません。
 私も例にもれず90日をオーバー、パスワードの再設定という作業をした経験者です。メールでの連絡が主になったのですが、結果から言えば「こんな簡単な操作によくこれだけ分かりにくい取り扱いの説明書きができるな! もっと誰もが分かりやすい説明書きがなぜできないのか。相変わらずわざと分かりにくくしてるの?」と思ってしまいます。私だけが感じただけなのでしょうか。

(第2地区 M・I)

 
●不正請求と添付書類
 

 ボリビア人が母国で三つ子を出産したと偽り、国民健康保険の出産育児一時金を不正受給したとして、警察に逮捕されたとの報道がありました。
 添付された現地の役所の出生証明書や病院の領収書は偽造されたもので、他の自治体でも同様の手口で出産育児一時金が搾取された疑いがあるそうです。
 ネット上では、偽造を見抜けず給付金を支払ってしまった職員に批判の声があがっていましたが、文書作成ソフトやプリンターなどの技術が向上した現在では、書類の偽造など簡単にできる可能性があります。同じように申請された場合、私は書類が偽物と判断する自信はありません。
 今回は、別の市の職員が渡航歴に疑念を持ったのがきっかけで調査を行い、不正請求が発覚したそうですが、申請書類がそろっているだけで安心するのではなく、内容もきちんと精査するのが重要だと再確認しました。
 給付関連の添付書類は増える一方です。靴型装具を作成したときは現物の写真まで必要になりました。
 事実確認のため重要なことですが、書類をそろえる被保険者も確認する健保職員にも大きな負担となっています。これ以上書類が増えないようにと願いながら日々業務を行っています。

(第3地区 H・Y)
 

 
投稿規定
「言わしてんか!聞いてんか!」
500字以内。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。
イラスト、写真も歓迎します。
原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。
原稿は地区会の広報委員へ送ってください。
問い合わせは、健保連大阪連合会事務局へ。(06-4795-5522)