広報誌「かけはし」

■2019年2月 No.569
 
投稿 言わしてんか!聞いてんか!

●ウオーキングを始めましょう!
 

 当健保組合では、運動不足による生活習慣病予防対策の一環として、春と秋の2回に分けてWeb上で仮想コースを歩く「Web de ウォークラリー」を行っております。
 これは、日頃の運動不足を少しでも改善できるように、ウォークラリーが健康づくりのきっかけになればと思い、始まったイベントです。2008年ごろから始まり、当時500名ほどしか参加がありませんでしたが、2017年秋は2000名を超えました。
 実際、目に見えて参加者が増加したのはここ数年ですが、様々な工夫をしてきました。日記や「いいね!」機能の導入、写真投稿など自分以外の参加者が目で見て楽しめるようにしてきました。
 また、ウオーキングには「インターバル速歩」というトレーニングがあり、速く歩いたりゆっくり歩いたりすることを交互に行うことで、筋力や持久力を向上させる効果があるそうです。
 このように、日々の生活のなかで少し意識するだけで、トレーニングを簡単に行えるウオーキングは、生活習慣病予防対策の一環としては、とても有効なのではないでしょうか。
 今はスマートフォンにも歩数計が入っているようなので、まずは生活習慣の改善の第一歩として、ウオーキングを始めてみましょう!

(第1地区 O・S)

   
●嘆くより、できる工夫見つけたい
 

 健康保険組合の業務に携わって20数年。人間ドックと今や懐かしい直営保養所(財政事情により閉鎖、売却…)の受け付けから始まり、適用、給付、保健事業などいろいろ経験させてもらいました。ところが、ここ数年の健保組合の業務負担は「半端ないって!」と言いたくなるほど重くなったことを実感しています。
 特定健診・特定保健指導の実施率によってペナルティが課せられる一方、実施義務がない事業主や加入者からは「何でやらなくちゃいけないんだ」との声が上がります。マイナンバー収集では労力、費用をかけて管理するものの、それに見合った健保組合での活用を見出すことができません。
 データヘルス計画という壮大な保健事業を策定してみても、PDCAサイクルどころか、マンパワー不足のため日常業務をまわすだけで手一杯の状態です。
 それでも、加入者から「医療費が高くて不安だったけど健保の付加金制度があって助かった」「ウオーキングイベント、次も楽しみにしてるわ!」という声を聞くと、健保組合を何とか維持したい、加入者がいつまでも健康でいきいきと暮らせるように何かできないかという思いが膨らみます。
 「できないことを嘆くのではなく、できる工夫を見つける」を、今年の私の銘にしました。他健保様との横の繋がりを大切にし、教えていただきながら、保険者機能を発揮できるよう、がんばってまいります。

(第2地区 M・A)

 
●老老介護
 

 休日、近くの公園で最近よく見かける風景です。
 熟年夫婦がベビーカーを押しながら散歩。よく見ると、ベビーカーには赤ちゃんではなくワンちゃんが。暖かそうな服が着せられており、大事にされている様子です。少しすると、ベビーカーから降ろされたワンちゃんが用を済ませて座る。その様子をご夫婦が穏やかに見ている。
 一見何気ない、よく見かける風景であります。しかし、ワンちゃんは自立歩行ができないのです。
 ご存知のとおり、日本は高齢化社会です。そして今、寿命が延びているのはペット達も同じなのです。老老介護とは、高齢者が高齢者の介護をすることを指す言葉ですが、高齢の飼い主が高齢のペットを介護することでも同じような問題が生じます。
 高齢による病気などのリスク、認知症もあります。犬の介護も人と同じく、ずっと見て世話をする必要があります。それを理解し、できる覚悟と余裕がなければ犬を迎え入れることはできません。
 高齢者はペットを飼うにあたって、経済的、体力的、精神的に問題がないかを確認して、最後まで世話ができる覚悟があるか、自分自身に問いかけてから迎え入れてほしいです。
 わが家でも昨年、長年家族の中心にいた愛犬が15歳でこの世を去りました。今年一周忌を終えて、今後どうするかを考えているところですが、前記の内容を考慮すると、一歩踏み出せないでいる今日この頃です。

(第3地区 T・T)
 

 
投稿規定
「言わしてんか!聞いてんか!」
500字以内。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。
イラスト、写真も歓迎します。
原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。
原稿は地区会の広報委員へ送ってください。
問い合わせは、健保連大阪連合会事務局へ。(06-4795-5522)