２０２０年に、２度目の東京オリンピック・パラリンピック夏季大会が、56年ぶりに開催されます。その５年後の２０２５年には、大阪で２度目の万国博覧会が開催されることになりました。
　１９７０年の前回の大阪万博開催当時、私は15歳で、父親の一眼レフカメラでコンパニオンの美しい女性の写真を撮るのが趣味になっていました。「開催規模の大きさ」、「未来予想のすごさ」、「人の多さ」と見えるものすべてにビックリ感動しました。
　当時は、東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパン等の大型テーマパークもなく、コンビニ、ファストフード店、ファミリーレストランもほとんどない時代でした。そのような時代背景ゆえに、大阪万博が成功したのかもしれません。
　今度の会場は夢洲の埋立地ということで、南海トラフ地震や温暖化による気候変動が少し心配ですが、あれから49年が経過。当時の電気通信館のワイヤレステレホンや、会場内を走っていた電気自動車が実在する時代が到来し、携帯電話の普及と自動車のEV化が進んでいます。
　万博開催規模としては、敷地面積や入場予定者で前回の半分弱になるそうですが、70歳のおじいさんになった私をどのようにビックリ感動させてくれるのか、今から楽しみです。

（第４地区　Ｍ・Ｉ）

　冬の寒い日、高校生になる私の子どもが夜に39度を超える高熱。本人に状況を聞くと、「朝から熱っぽく、学校から帰って熱を測ったときには38度を超えていたので、ずっと部屋で寝ていた。学校でもインフルエンザが流行しているし、もしかしたら、インフルエンザがうつったのかも…」。
　素人感覚ではありますが、話を聞く限り、インフルエンザに感染している可能性が高かったので医療機関を受診させることにしました。すでに一般的な診察時間を過ぎていたため、近くで夜間診療可能な医療機関をインターネットで検索し、家から一番近いところに電話で確認したところ、「受診できますが、費用は1万円お預かりします」との説明を受けました。
　「え〜？」。
　通常は、健康保険証を提示することで、診療報酬点数にもとづき、費用が請求されるはずなので、改めて費用について確認すると、「当病院は夜間診療の場合、健康保険証を提示いただいても、１万円をお預かりし、後日、診療時間内に来ていただき精算をする取り扱いにしています。無理ならばほかをあたってください」との回答でした。
　少し納得できなかったので別のところに電話をし、受診した結果、インフルエンザは陰性でした。費用についても、一部負担金等の支払いで済み、いろいろな意味で一安心をしました。
　あとから確認すると、夜間診療だとシステム等の状況で精算処理ができない場合があり、その際には今回のような取り扱いをする医療機関もあると聞きました。そうだとしても「もう少し丁寧に説明してくれれば」と思う出来事でした。

（第５地区　Ｓ・Ａ）

　コラボヘルスとは何か。「事業主と保険者が積極的に連携し、明確な役割分担と良好な職場環境のもと、加入者の予防・健康づくりを効果的・効率的に実行すること」といわれている。
　コラボヘルスは保健指導・受診勧奨・重症化予防などの主要駅に停車しながら、ヘルスリテラシー・健康促進という終着駅を目指し、事業主、保険者という２本の線路を運行する鉄道のようなものである。このコラボヘルス鉄道では、健康経営（調査）、データヘルス計画という時刻表が作成され、駅窓口、改札ではＩＣＴの導入・整備も徐々に進められ、健康スコアリングレポートという運行情報まで完備されるようになった。
　このコラボヘルス鉄道の第一歩は、まず事業主、保険者という２本の線路に列車を乗せることから始まる。そして２本の線路をきちんと終着駅に向かって敷設することができれば、効率的で効果のある特急列車の運行も可能になり、終着駅にもぐっと近づくことがわかっている。
　しかしながら我がコラボヘルス鉄道では２本の線路に列車を乗せ、出発進行したものの、線路の敷設、脱線防止線路補修、ＩＣＴ整備などなどに時間を要し、なかなか列車は時刻表どおりに動いてくれない。コラボヘルス鉄道の“線路は続くよどこまでも”。終着駅はまだまだ遠い。

（第６地区　T・D）