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平成30年11月20日、健保連大阪連合会と大阪府歯科医師会との意見交換会を、ホテルモントレ大阪で開催した。同日は、大阪府歯科医師会代表9人と大阪連合会代表8人が出席し、大阪府歯科医師会の事業等と、健康保険組合の財政状況等について、双方の資料にもとづき意見交換を行った。
大阪府歯科医師会からは「全身としてはフレイル対策が重要な課題となるなか、歯科医学的には顎関節の衰え、すなわち口腔や顎関節等の機能が高齢になっても維持できるかオーラルフレイルの対策が重要」と、歯科医療と健康との関係を中心に話があった。また、「健康寿命の延伸に向けて2018」の資料をもとに、歯科診療による口腔機能管理の実施が、誤嚥性肺炎の発症を減少し、医療費の抑制に繋がる可能性があるなど、歯科医療が健康に果たす役割と、今後の口腔ケアの重要性、その他の取り組みについて説明があった。
一方、大阪連合会からは、全国の本年度予算では、後期高齢者支援金の全面総報酬割等により経常赤字となり、赤字組合は6割を超える。厳しい財政の原因は、やはり高齢者医療への拠出金の増加にあり、厳しい状況であることを説明した。
このことから、現役世代が納得できる公平な制度の実現に向けて、本年度の健康保険組合全国大会で決議した「高齢者医療への拠出金負担に50%の上限を」を始めとした4項目、11月17日に開催した「健康みらいトークin大阪」など、大阪連合会としての取り組みを説明した。
最後に、診療側と支払側という互いの立場は相違するが、国民皆保険を守り抜き、府民、被保険者、被扶養者の健康・安心を守ることが重要であるとの認識は同じであることを確認した。
会合の概要は次のとおり。 |
日 時 |
11月20日(火) 16時〜 |
会 場 |
ホテルモントレ大阪 |
出 席 者 |
大阪府歯科医師会 9人
健保連大阪連合会 8人 |
議 事 |
(1)大阪府歯科医師会の事業等
(2)健康保険組合(大阪・全国)の財政状況等
(3)意見交換 |
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