広報誌「かけはし」

■2018年7月 No.562
健保問答 

第 453 回

     
Q
   海外居住者で被扶養者認定を受けようとした場合、国内居住者に求めている証明書類(戸籍謄本等)の提出が困難な場合はどうしたらよいでしょうか。

A
   戸籍謄本や課税証明等の書類の提出が困難な場合は、それに代わる書類の提出を求めます。
 @認定対象者の現況についての申立書
 A続柄が確認できる公的証明書またはそれに準ずる書類
 B公的機関等から発行された認定者の収入に関する証明書
 C被保険者からの振込依頼書または振込先の通帳の写し
 これらの書類から、認定対象者の年間収入が被保険者からの年間の仕送り額未満であることを確認できた場合、生計を維持しているとされます。また、確認書類の提出に代えて本人申立とすることは認められないため、書類を提出できない場合は認定できず、保険者による判断基準の追加や緩和することは認められていません。