●頑張りの結果 |
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平昌オリンピック・パラリンピックが閉幕しました。今回のオリンピックでも、たくさんの感動的な場面や選手の日頃の努力を見せてもらいました。
そのなかでも、私が一番印象に残っているのは、女子スピードスケート500mに出場した小平選手の金メダルです。小平選手は、前回のオリンピックにも出場していましたが、惜しくもメダルには届かない結果でした。
しかし、今回の金メダルを含め、今期の小平選手の成績をみると、連戦連勝の快進撃です。すでに30歳を過ぎ、他のライバル選手に比べると決して若くないと思われる彼女が、これほどまでの結果を残すための努力は、並大抵ではなかったことでしょう。
まさに大器晩成であり、頑張りは結果となって返ってくることを証明してくれました。
彼女の頑張りと結果は、今の厳しい状況の健保組合にも当てはまってほしいものです。国民皆保険の中軸として、さまざまな負担にも耐え、加入者のためにもしっかりと仕事をしていれば、明るい未来がきっと訪れるものと、勝手に期待しています。
健保組合が金メダル級の存在になれるよう、これからも頑張り続けていきたいと思います。
(MS) |
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●がん対策と健診 |
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今やがんで亡くなる人は3人に1人といわれている。私もがん家系で日頃より気にしている。
2016年のがん死亡人数の順位は、男性では1位「肺」、2位「胃」、3位「大腸」で、女性では1位「大腸」、2位「肺」、3位「膵臓」の順となった。
このなかで注目なのは膵臓がん。発見が遅くわかったときは手遅れの場合が多い。女性では3位となっているのは驚きだ。男性は5位。
膵臓がんの早期診断プロジェクト(尾道方式)では、危険因子を2つ以上有する人に超音波検査を実施し、その結果、水のう胞などが検出されたら超音波内視鏡などを実施(その他詳細検査あり)。0期の発見に成功している。このプロジェクトの実施により、5年生存率7%が20%にあがる成果を得たそうだ。危険因子とは、喫煙、糖尿病、肥満、家族歴、年齢(60歳以上)などで、2つ以上該当する人は一度、超音波検査を受けたほうがいい。
この危険因子は、特定健診にも関連している。どの病気においても早期発見が重要で、健康保険組合の事業(事業主とのコラボヘルス、重症化予防、保健指導、インセンティブなど)をより強化することで、被保険者の意識が高くなることを期待したい。
(第5地区 K・F) |
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●「ビッグデータ」完成への期待 |
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健康保険組合へ配属されたのは、ちょうど「データヘルス計画」がスタートするときでした。それまで事業所での35年間のうち、16年間IT業務を経験してきたので、「データ○○○」という名称だけでワクワクしました。
健保組合には膨大なレセプトデータと健診結果データがあるのなら、それを活用して効果的な保健事業を行うというのは、容易ではないか、と思いました。
しかし、すぐに大きな間違いだと気づきました。
レセプトは電子化されてパソコン上で見ることはできますが、ほとんどが「非構造データ」で、とても統一されているとはいえません。また、健康診断の結果は、たくさんの段ボール箱に保管されていますが、電子化されているのは、特定健診の項目のみ。
ちょうどOA化が始まったころの事業所の状態とよく似ています。当時はコンピュータを導入するだけで、簡単にOA化できるとの勘違いから、「コンピュータ データなければ ただの箱」といわれる状態が多く見られました。
統一化されたフレームワークがあってはじめてビッグデータが利用できる環境となります。その意味でも、マイナンバー制度によるビッグデータの完成に期待しています。
(第6地区 Y・Y)
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投稿規定 |
「言わしてんか!聞いてんか!」 |
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500字以内。手書き、ワープロ自由。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。 |
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イラスト、写真も歓迎します。 |
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原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。 |
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原稿は地区会の広報委員へ送ってください。 |
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問い合わせは、健保連大阪連合会事務局へ。(06-4795-5522) |
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