広報誌「かけはし」

■2018年2月 No.557
 
投稿 言わしてんか!聞いてんか!

●パスワードの管理は難しい
 

 昨年末のネットニュースに2017年度の「最悪のパスワード100」が発表されていました。ご覧になった方も多いと思いますが、トップは不動の「123456」とのことでした。
 皆さんのパスワードの設定、管理はどうされているのでしょうか。
 私が健保業務で使用しているパソコンは、基幹システム専用、インターネット(社内LAN)接続用、そして統合専用端末用の3台。それぞれパソコンごとのID、パスワード、また、インターネットを利用した行政機関、取引先、関係団体の各サイトに接続するにもID、パスワードが当然必要で、個人情報等を含むファイルにもパスワードを設定していますが、そのパスワードのなかには最悪のパスワードの上位にランクされたものもあり、考えることは結構同じなのかと思ってしまいました。
 最近のパスワード設定は、必要入力数が増え、必要入力文字が英数字、大文字、小文字、記号等の併用、有効期限の設定で定期的な変更が必要となるなど、セキュリティー機能が強化されています。今後のパスワード管理を見直しているところですが、デジタルに管理はしたいものの、結局は手帳等にこまめに記載してチェックするアナログ管理が無難ではないかと考えるこの頃です。
 ちなみに、「最悪のパスワード100」の第2位以下は次のとおりです。
 第2位「password」
 第3位「12345678」
 第4位「qwerty」 
 第5位「12345」

(第1地区 K・N)

   
●日本は健康教育途上国?
 

 私の知り合いにアルコール大好き人間がいる。高血圧とコレステロールの薬を常用しているにもかかわらず、「アルコールも食事も、何でも大丈夫や!」と豪語している御仁である。
 辞書には「健康とは、身体に悪いところがなく、心身が健やかなこと」とある。薬に頼っていながら、健康を維持しているように過信する「擬似健康者」が最近、多くなった気がしてならない。一方、高血圧であっても、かかりつけ医の指導を守り、適度な運動や食事内容の見直しなど、薬に頼らずに生活習慣の改善に努める友人の話を聞くと、ほっとする。
 もちろん、遺伝的に高血圧の家系の方や、体質的な高コレステロールから必要に迫られ、お医者さんの指導のもとで薬を服用されている方々を非難するつもりはない。問題は、生活習慣の改善という自助努力を全くせず、薬だけを頼りにして健康維持していると勘違いしている方々である。
 生活習慣病は、最初の取り組み次第で将来の病状が大きく変わるため、適切な初期対応が重要といわれる。国の医療・保険システムが十分、整備されている割に、健康教育が不十分と感じている。
 国民皆保険という恵まれた制度のもと、充実した医療を受ける権利と、一人ひとりが自分の健康は自身で守るという義務が絶妙なバランスで均衡し、医療大国が末永く安泰に維持されることを祈る次第である。

(第2地区 M・U)

 
●怖い「受動喫煙」
 

 当健保の第3期特定健診等実施計画は、「喫煙対策」に積極的に取り組む方針である。
 ちなみに、新聞報道によると、お隣の中国は世界最大の「がん大国」であり、臓器別では「肺がん」が死因のトップで、世界全体の肺がんによる死亡数の4割弱を占めている。その原因は、成人男性の約50%がたばこを吸っており、その結果、中国人の70%以上が日常的に「受動喫煙」にさらされているということだ。
 そこで、喫煙対策には、喫煙率を減らすと同時に、受動喫煙防止の取り組みが不可欠である。受動喫煙とは、他人のたばこの煙を吸わされること。たばこから直接立ち上がる副流煙には、喫煙者が吸い込む煙(主流煙)の2.8倍のニコチン、3.4倍のタールが含まれているそうだ。
 では、最近人気の「加熱式たばこ」はどうか。加熱式たばこは、電気で葉を熱して発生する蒸気を吸って香りを楽しむたばこだが、煙が出ないので周囲に迷惑をかけず、火事の心配も少ないといわれている。しかし、厚労省は、蒸気にニコチンなどの有害物質が含まれており、健康被害が否定できないため、加熱式たばこも規制対象とする方針のようである。
 科学的に無害が証明されない以上、加熱式たばこも喫煙対策の対象にせざるを得ない。

(第3地区 M・F)
 

 
投稿規定
「言わしてんか!聞いてんか!」
500字以内。手書き、ワープロ自由。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。
イラスト、写真も歓迎します。
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原稿は地区会の広報委員へ送ってください。
問い合わせは、健保連大阪連合会事務局へ。(06-4795-5522)