広報誌「かけはし」

■2017年4月 No.547
 
投稿 言わしてんか!聞いてんか!

●健保組合に来て一から勉強
 

 健保組合に来て2カ月が経ちました。
 健保組合の仕事といえば、健康診断実施、被保険者証発行、健保案内、常備薬の配付、医療費通知ぐらいしか知りませんでした。技術系と調達関係の仕事をやってきた私にとっては、用語に始まり、経理事務、各種報告、予算決算、個人情報保護法などなど、まったく知らない内容ばかりで、一から勉強中です。
 いま、会社のなかで健保業務の「見える化」が少しでも向上すればと考えています。組合加入者の皆さんへは、とっつきにくい用語をできるだけ簡単に説明するなど、健保組合の事業内容や医療制度などに興味をもっていただくよう心がけたいと思っております。
 前任者の原稿(2014年)では、当組合の赤字状況を投稿しておりましたが、ここ2年は黒字に転換し、健全な状況で引き継いでもらえたので大変助かっております。加入者が健康であれば、健保組合の財政も健康なんだと実感しております。
 最後に私ごとですが、14年ぶりに大阪に戻りましたので、安全(健康)第一で地元の「だんじり祭り」を楽しみたいと思っております。また、健保業務について、なにかとお聞きすることもあるかと思いますので、ご指導・ご鞭撻のほどをよろしくお願いいたします。

(第1地区 N・H)

   
●いつかは「歩く人」に
 

 いまから数年前、たまの休日も起きたらもう昼というグータラ生活がイヤになり、「休みは6時に起きて散歩!」と一念発起した。両手にタバコと缶ビールという姿は相変わらずだったが、しばらくして、地元で市民マラソン大会が始まると聞き、ランニングへ目標を上方修正した。
 半年間、準備をして10キロ種目に応募すると当選。初出場の感動と興奮が忘れられず、禁煙もして、休日の早朝は雨の日も風の日もしゃにむに走った。しかし、エントリー種目が5年目に中止となり、目標を喪失。
 以来、いろんな大会にチャレンジしたり、仲間を募って一緒に走ってみたり。今度はこれが楽しくて「走る会」ができ、仲間と走った後のビールがまた格別! いまや目標自体が「走る」から「ラン後の宴」に変わってしまう始末だ。
 これが唯一の趣味なので、いまの不安は、「いつか走れなくなったら?」。そんなとき、元神戸製鋼ラグビー部の大西一平氏とグラフィックデザイナーの長友啓典氏がパーソナリティーを務めたFM・COCOLOの「歩く人。」という番組を聴いた。二足歩行に始まる人間の基本は「歩くこと」といい、番組でウオーキングを通じた「体力づくり」や「仲間づくり」を提唱していた。
 そうだ、この手がある。そのときが来たら「歩く人」に戻ればいい。仲間と楽しく歩いて、その後は…やっぱり美味しいビールだ!

(第2地区 K・F)

 
●健康づくりはスマートかつ泥臭く!
 

 データヘルス、コラボヘルス、ヘルスポイントなどスマートな言葉が溢れている。ICTと外部業者を活用すれば、汗をかかずに健康づくりの取り組みが進むように勘違いしてしまう。
 実際はどうかというと、例えば特定保健指導のように、一人ひとりと対話しながら体に染み込んだ生活習慣を変えさせるといった泥臭いことが多い。
 事業主とのコラボでも、本社の人事部や保健師だけでなく、工場などに足を運んで業務部門や安全衛生委員会と情報連携しなければ、加入者に行動の変化を起こさせることは困難だ。
 そのような中、自ら工夫した熊本地震の復興支援イベントを兼ねたウオーキング・キャンペーンで、参加行動を変化させることができた。前年の2倍にあたる1200人(被保険者の3割)の参加により、阿蘇の農家から2トン強のお米を購入することとなった。
 「社会貢献できてよかった」「職場が盛り上がった」「家族や夫婦で会話する機会が増えた」などの声がうれしかった。
 健保組合では「ありがとう」と言われることが多い。健康づくりにおいてもたくさんの「ありがとう」をもらいたい。健診情報やレセプト情報などを活用してスマートに、そして、いままで以上に泥臭く進めたいと思う。

(第3地区 K・E)
 

 
投稿規定
「言わしてんか!聞いてんか!」
500字以内。手書き、ワープロ自由。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。
イラスト、写真も歓迎します。
原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。
原稿は地区会の広報委員へ送ってください。
問い合わせは、健保連大阪連合会事務局へ。(06-4795-5522)