広報誌「かけはし」

■2014年11月 No.518
 
投稿 言わしてんか!聞いてんか!

●「えこひいき」は困りまんな!
 

 健保組合は国の代行機関として設立されているのに、現在は協会けんぽと比べて扱いに差がありすぎると考えます。それは、健保組合にはない国庫補助が、協会けんぽには手厚くあるからです。
 協会けんぽには、保険給付費等に対して16.4%の国庫補助があります。保険料率に換算すると、おおよそ1.6%になります。事業主と被保険者は保険料負担を折半にしているので、被保険者に対する補助は0.8%ということになります。
 例えば、標準報酬月額が30万円の被保険者の場合、毎月2400円、年間で2万8800円の補助を国から受けていることになります。
 健保組合と協会けんぽの被保険者は、どちらも日本国民で納税者ですが、この補助金が税金で賄われているとすると、協会けんぽの被保険者のみ減税されているのと同じです。日本国民はすべて平等のはずなのに、いくら法制化されているにせよ、協会けんぽの被保険者のみ優遇されるなんて、このような「えこひいき」は困ります。
 さらに、協会けんぽは、国庫補助16.4%を20%に引き上げることを国に要求しています。平成25年度は健保組合の3分の2が赤字であり、解散に追い込まれる組合も増えています。
 国は、協会けんぽだけでなく健保組合に対しても国庫補助を実施すべきであり、実施してくれることを私は切望します。
 このような考えをもつのは、私だけではないと思います。

(第4地区 M・I)

   
●自然治癒力に全幅の信頼を!!
 

 私は、血糖値は若干高めですが、まだメタボ予備群には至っておりません。しかし血圧の方は若いときから高血圧症のレッテルをはられており、「高血圧症になったら、薬を一生飲み続けるしかない」とあきらめて25年間降圧剤を服用してきました。
 降圧剤にはたくさんのタイプがあり、これまでいくつかの降圧剤に変えてきましたが、「血圧を高める物質の作用を阻止することで血圧を下げる」という降圧剤にたどり着きました。
 ところが、この薬は開発されたのが新しいためにジェネリック医薬品がまだなくて、健保に「医療費削減」で貢献できないことがわかりました。
 そこで、2年前から「高血圧症を自然治癒させて降圧剤から卒業しよう」と、一念発起し挑戦することにしました。
 血圧は気候が暖かくなると下がり、寒くなると血管が収縮し上昇するといいます。気候が温暖な間に、なんとかして降圧剤"依存症"を断ち切ることができないものかと考えましたが、昨年は薬を減少させるインターバルが短かったためにリバウンドにあい、見事失敗しました。
 今年は、まず「朝の通勤時2駅ウオーキング」「休肝日週3日励行」「糖質制限食を少々実施」を前提に、3〜5月頃まで薬を2分の1錠服用、その次は8月頃までに4分の1錠まで減少させました。そして毎日服用するのではなく3日に1回、さらには1週間に1回、そして9月に入り1カ月間と、徐々に延長しています。
 このまま自然治癒となればいいのですが、これから寒くなってきますから、ある程度増やさざるをえないでしょう。
 でも、元の1錠までもどすことなく、毎日4分の1錠ぐらいでこの冬を乗り切れないものかと考えております。そして来年こそ‥‥(鬼に笑われないように)。『皆さん、薬に頼らず自然治癒力を信頼しましょう!!』

(第5地区 T・N)

 
●スポーツの力
 

 錦織圭選手が、全米オープンテニスで日本人初の準優勝に輝いた。日本中がこのニュースに沸き、私も元気を与えられた一人である。
 私は今年63歳。テニスは素人であるが、幼少よりスポーツが好きで、会社に勤めてからも身体の動く限りは「現役プレーヤー」にこだわり、自分より2回り年下の選手たちとも走り回った。
 「現役」を退くのはこのうえなく寂しかったが、思えばこの「現役」の日々が、いまの私の心と身体の健康の源であったと思う。
 あと2年で退職を迎えるにあたり、若い世代の人々にも、ぜひスポーツを通して元気な心身をと願ってやまない。

(第6地区 K・T)
 

 
投稿規定
「言わしてんか!聞いてんか!」
500字以内。手書き、ワープロ自由。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。
イラスト、写真も歓迎します。
原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。
原稿は地区会の広報委員へ送ってください。
問い合わせは、健保連大阪連合会事務局へ。(06-4795-5522)