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●健康保険組合のこと もっと知って欲しい |
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健康診断も受けずに病気になってしまったり、せっかく健診を受けたのにフォローしないで重症化したりした例はよくあります。健康な人でも突然病気になったり、ケガしたりするんですから。健康保険組合では病気やケガをしたときの医療費の給付を行います。それが役目ですから。
でも、本人や家族の身体的・精神的な苦痛を和らげることはできません。穴があいた仕事のカバーを行う職場の方がたもたいへんです。健診を有効に利用するなどして重症化を予防してください。それが願いです。
私の所属する健保組合では保険料収入に対して、保険給付費が50%、各種拠出金が60%の構成比率で、毎年大きな赤字を抱え込んでいます。当然先々は…。
しかし、赤字であっても、わずか5%ではありますが、加入者に役立つ保健事業を行っていきたいと思います。これをなくしてはなんのための健保組合か? 存在意義を失ってしまいます。
健保業務に関わって1年が過ぎました。右も左もわからない状態で始めた業務も、ひと通りの年間業務を行うことができました。2年目の今年は、ルーチンワークの確実な遂行と同時に、1年前の自分自身への反省をふまえて、加入者の方がたに健康保険制度への意識向上のための広報に努めたいと考えています。
加入者の皆様の健康な生活を心から(いろんな意味で)祈っております。
(第1地区 T・K) |
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●"悪貨は良貨を駆逐する" |
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柔道整復師から毎月、健保組合に大量に送られてくる「療養費支給申請書」という名の「請求書」。全件に目を通すが、明らかに普通ではない「常連さん」が散見される。
3カ月ごとに部位が変わる「変動さん」、ひと月に25日間も通う「皆勤さん」。ダンス教室に通いながら5年間毎月、「○○捻挫」の負傷名で請求してきたケースもある。
そんなに頻繁に捻挫するなら「治療どころか、別の問題が起きないか」と思わず心配してしまう。
"不当請求"がはびこれば、限りある健保組合の財産は減る一方だ。良心的な柔整師の足を引っ張る"悪貨は良貨を駆逐する"風潮に陥らないよう歯止めをかけたい。
多くの疑わしいケースは、面談で「(施設の)看板に健康保険が使えますと書いてある。なぜ使ってはいかんのか」と見事に同じ反応をする。健保加入者が「使える」ケースをしっかり理解してくれていない。「亜急性」なんて、わかってもらえないだろうし……。
少なくとも保険外の施術まで「使える」と誤解を与えるような看板はやめてもらいたい。健保加入者にも、医療保険を大切に「使う」自覚を持ってほしいのだが……。
(第2地区 K・S) |
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●「健康」基準が変わる? |
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先日健診に行ってきた。気になるおなか回りは「もっとおなかを出して」と言われ、ひと息ついたとたんに「はい、88センチ」との宣託があった。1キログラムを減量した場合、腹囲は1センチメートル小さくなるとのことから、とりあえずは3キログラムのダイエットが必要か。
なお、BMI25以上は肥満と分類されるなかで、私のBMIは「26」。身長から逆算すればちょうど3キログラムの減で25未満となる。ちなみに体格と健康の関係は人種間で異なることから、欧米人はBMI30以上から肥満となるようだ。
といったことを考えて、4月に健保連と日本人間ドック学会が発表したBMIをみると、男性で「18.5〜27.7」女性で「16.8〜26.1」に収まっていれば健康な人の範囲に入るとのことだ。新たな基準では私も十分健康の範囲に収まる。
病は気からともいう。健康な人が増えることにつながれば結構。
65歳以上の人口が総人口に対して4人に1人となり、平成生まれも4人に1人となった。
時代が変わっていくなか、今回の発表資料で男女別・年齢別で健康診断の新たな基準範囲が示されたことを契機に、一人ひとりがさらに健康への強い意識を持つことを願う。
(第3地区 T・N)
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投稿規定
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「言わしてんか!聞いてんか!」
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500字以内。手書き、ワープロ自由。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。 |
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イラスト、写真も歓迎します。 |
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原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。 |
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原稿は地区会の広報委員へ送ってください。 |
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問い合わせは、健保連大阪連合会事務局へ。(06-4795-5522) |
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