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●環境に慣れるには |
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私の勤めている健保組合には本部と支部があり、数年ごとに転勤があります。異動辞令が出て新しく赴任した場所は、観光で行ったことがあったとしても、その地で暮らしたことはありません。仕事上はもちろん、食事や文化、人間や方言など、すべてにおいて土地柄、お国柄を感じます。
そんなとき、私なりにその土地に慣れるための方法は、趣味であるジョギングです。いま、世間は空前のマラソンブーム。以前では考えられないほどにジョガーが増え、スポーツショップではさまざまなランニンググッズが販売されています。そして、マラソン大会もとても人気があり、大会によっては何倍もの倍率で、申し込んでも出場できないほどです。
私のジョギングは、そこまで強化を目的としたものではなく、体にあまり負荷をかけずにゆっくりと長い距離を時間をかけて走ります。余裕のある走り方をすることで、その土地の道を覚え、景色やお店などを発掘することもでき、なにより健康的で体にいいです。自転車や車などでは見逃してしまうような場所もたくさんあり、得をした気分です。
このように、ジョギングという趣味を通じて自分の視野を広げることで、その土地の景色や人とふれあい、なじんでいく、というのが私なりの趣味を活かした環境への慣れ方であり、健康法であります。
(第1地区 N・N) |
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●改革でリフレッシュを |
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昨年秋に母体企業から健保組合に移籍し、ほとんど引き継ぎ期間もなく、常務理事に就任しました。前任者が事務長を兼務していたこともあって、実務面も含めて、事務局の運営管理に文字通り四苦八苦している毎日です。
とくに平成25年度の予算編成時には、高齢者医療制度の拠出負担増大が原因で、24年度の更生予算、25年度の健康保険料率引き上げ申請などが相次ぎました。いきなり大変な作業が重なって心身ともに疲労が蓄積し、着任後に再発した胃潰瘍が重症化してしまいました。
心身をリフレッシュさせようと、先日、同期入社の仲間6名で京都・嵐山に一泊旅行に出かけました。トロッコ列車で嵯峨から亀岡まで行き、亀岡からは、嵐山の渡月橋まで保津川を船で下る行程です。
梅雨時でしたが、当日までの雨量が少なく、川の水位が低かったため、通常1時間少しのところを、1時間40 分ほどかけての川下りでした。ゆっくりと流れ行く両岸の景色を眺め、船頭たちとの会話を交えて、のんびり楽しく過ごしました。
さて、健保組合を取り巻く環境です。自然に触れてリフレッシュした後のように、「さあ、また頑張るぞ!」と心底思えるような医療保険制度の改革を、政府には一日でも早く実現していただきたいと切に願っています。
(第2地区 T・K) |
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●健保財政に興味を持ってもらうために、一案 |
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わが健保でも、ご多分に洩れず、高齢者医療への拠出金増加のため、保険料率アップを余儀なくされており、今後、さらなるアップを検討せざるを得ない、異常な状況となっている。しかし、国は目の前の対策に追われ、抜本対策を検討してくれない。その原因の1つに、国民が自分たちの身近な問題として興味を持っていないことがあるのではないかと思う。
私は健保に来るまで、健康保険財政が毎年赤字を続けていることは知っていたが、自分には関係がないと思っていた。また、弊社では給与明細に「特定保険料」欄があるが、それが高齢者医療への拠出金のことだとはまったく知らなかった。私の周りの人もそうだ。しかし、自分たちの給与から高齢者医療への拠出金が支払われており、それが年々増えて、実質収入を減らしていることを知ったらどうだろう。きっと、自分の問題として興味を持ってくれるのではないか。
現在、健保組合と健保連は財政の窮状を訴えているが、別な方向として、個人の負担が将来にわたって増えていかざるを得ないことをもっと強く訴えてはどうだろうか。きっと、マスコミも興味を持ち、国民の関心が大いに刺激される。結果として、国も抜本対策を検討せざるを得なくなると思うが、いかがだろうか?
(第3地区 Y・M)
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投稿規定
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「言わしてんか!聞いてんか!」
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500字以内。手書き、ワープロ自由。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。 |
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イラスト、写真も歓迎します。 |
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原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。 |
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原稿は地区会の広報委員へ送ってください。 |
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問い合わせは、健保連大阪連合会事務局へ。(06-4795-5522) |
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