広報誌「かけはし」
 
■2013年8月 No.503
健保問答 

第 394回

     
Q
 今年2月から、ヘリコバクター・ピロリ感染の除菌治療について、健康保険の適用が拡大されたと聞きましたが、どのような患者が新たに健康保険適用になりますか。

A
 これまで健康保険適用のピロリ菌の除菌治療は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・早期胃がんなどの病名の患者に限られていました。今回、「内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者」が追加されました。
 除菌治療は、ヘリコバクター・ピロリ除菌および除菌の補助が薬事法上効能として承認されている薬剤を、3剤併用・7日間投与されます。
 除菌後の感染診断については、除菌終了後4週間以上経過した患者に対し、ヘリコバクター・ピロリの除菌判定のための検査が行われ、これについても健康保険適用となっています。