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●政権公約は羊頭狗肉か? |
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昨年9月に発足した民主党新政権への国民の期待は大きかった。それがいまや完全に地におちてしまった。その理由の一つはマニフェスト(政権公約?)にある。ここに書かれていることが羊頭狗肉であることが分かったからである。その最たるものが普天間基地の移設問題であろう。政権交代を目指した先の総選挙では政権奪取のための思い切ったマニフェストとなったのはやむをえないともいえるが、今夏の参議院議員選挙では変更すべきはすべきであり、より実現可能なものに改めるべきだと強く思った。
前回の社会保障に関するマニフェストは「後期高齢者医療制度は廃止する」と 「被用者保険と国民健康保険を段階的に統合し、将来、地域保険として一元的運用を図る」であるが、4月7日の衆議院厚労委で長妻大臣は「全く一つにするということまでは、いまのところ考えていない」と発言している。では、このマニフェストをどう解釈せよというのであろうか。前回のマニフェストから、さらに踏み込んだ行動計画と道筋を示さねば国民には理解できない。この稿が出る頃には選挙結果が判明しているが、それは、どの政党のマニフェストが国民にとって信ずるに足るものであったかによるであろう。
(第4地区 伊達偉佐夫) |
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●柔道整復療養費の削減につながるか!? |
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厚生労働省が去る5月18日、柔道整復療養費の算定基準の見直しを発表した。
「多部位請求の適正化」として@4部位目の給付率を33%→0%、A3部位目を80%→70%に逓減する。また、「その他の適正化」として@3部位目以上の請求に負傷原因の記載、A領収証の無料発行の義務化、B施術日の記載の義務化、C不正等があった場合、施術管理者だけでなく、施術所の開設者の責任も問えるようにするなど、保険者が求めていた点がかなり盛り込まれています。
受療者は、領収証を確認すれば、施術事実、料金等がチェックできるため、不正請求の排除につながります。
当組合においては、年々、増加傾向にあった柔道整復療養費については、頭を悩ませており、少しでも請求額が適正化されるよう、柔整受療者に、負傷原因や施術内容等について照会し、請求内容等に誤りがないか確認しております。
長期受療者に対しては、直接、柔整師に照会するケースもあります。
その結果、請求件数はいまだ横ばいではありますが、請求額についてはかなり減少しており、照会することの重要性を痛感しております。
以前、柔整に関しての講習会で、柔道整復療養費を削減するためには受療者に誤った受療をしないよう心がけてもらうことが大事だといわれていましたので、引き続き、被保険者およびそのご家族の方がたに、リーフレット等の広報により、柔整に関する適正受療について周知徹底していきます。
今回の改正が、柔道整復療養費の削減と不正請求の排除につながればよいのですが…。
(第5地区 K・K) |
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●徒歩2駅 |
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私事であるが、5年前に肝臓を患った。当初アルコール性肝炎と診断され、日々の楽しみだった酒を断つのはなによりも辛かった。しかし、いくら通院し、いくら節制しても検査結果の数値は下がらず、ついには「原因不明の脂肪肝」との診断。節制と不安の日々が続いた。
私は、自宅からこの勤務地まで6駅の電車通勤を続けていたのだが、1年ほど前、思い立って、健康のためにと、勤務地手前2駅を歩くことにした。すると、この1年で体重が7s減り、あれほど下がらなかった検査数値も見る間に正常値となった。幼少からスポーツに親しんできた私であるが、年齢とともに実際に運動することは少なくなっていたのである。
人間というのはやはり体を動かさなければならないものなのだと、改めて気づかされた。
この年齢になっても、毎日歩いて健康を保てる私は幸せなのだとつくづく思うと同時に、 一抹の不安も感じずにはいられない。私の青年時代と比べて交通や情報通信が大きく発達した昨今、若者のなかには運動が苦手、歩くことを面倒だという人が多くなっているように思う。彼らがいまの私の年代になったときに健康を保てるのであろうか。また、医療費負担の増加や少子化傾向が顕著になるなか、私がいつまでも健保のお世話になりながら元気でいていいのだろうか。いや、いいのであると、健康であることへの充足感につつまれて、私は今日も元気に歩いている。
(第6地区 K・T)
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投稿規定
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「言わしてんか!聞いてんか!」
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500字以内。手書き、ワープロ自由。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。 |
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イラスト、写真も歓迎します。 |
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原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。 |
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原稿は地区会の広報委員へ送ってください。 |
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問い合わせは、健保連事務局・宗像(06-4795-5522)へ。 |
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