広報誌「かけはし」
 
■2010年7月 No.466
健保問答 

第 357回

     
Q
 医療機関における適正受診について
 「医療機関における適正受診に係る普及啓発について」(保保発0426第3号 H22・4・26)の通知が厚労省から出ています。不適切な受診とはどのような場合をいうのでしょうか。


A
 不適切な受診と考えられるのは、
@「夜間の方が空いているから」とか「昼間は仕事があるから」などの理由で、休日や夜間に病院の救急外来に行くこと。(いわゆる「コンビニ受診」)
A同じ病気で複数の医療機関を受診すること。(医療費の増加だけでなく、重複する検査や投薬で体に悪影響を与える心配があります。)
B病院や薬局で必要以上に薬をもらいすぎること。(薬が余っているときは、医師や薬剤師に相談しましょう。)
C新型インフルエンザ流行時に、症状がないのに検査を求めたり、予防的な薬を求めて受診すること、等です。
 適切な受診のためには、近所に「かかりつけ医」を持ち、まず相談すること。また、子どもの夜間・休日の急な病気で心配なときは、小児救急電話相談(♯8000)の利用も考えましょう。