広報誌「かけはし」
   
■2009年7月 No.454

●今日は朝食、食べましたか?
   1日の始まりは朝食から‥毎日欠かさずとることは、健康づくりにとても大切です。きちんと食べて元気で快適な1日をスタートしたいものです。しかし、朝は時間がない、食欲がない、また、ダイエットのためになど朝食を食べない人が増えてきているようです。
 朝食を食べないと、エネルギー切れになってきて、栄養をとれるときに余分にためこもうとします。そのため逆に昼食や夕食の吸収がよくなり、結果的には肥満になりやすく、生活習慣病の原因にもつながるといわれています。また、午前中のエネルギー供給が不十分となり体調が悪くなることなど問題点が多く指摘されています。とくに大人が朝食を食べないと子どもも食べないことで朝食を食べない習慣が、子どもの頃から始まってしまいます。

●朝食を食べるとどんないいことがある?
体温が上昇して活発に動けます。
腸の活動を盛んにして排便を促し便秘予防になります。
脳にエネルギーが届き学習や仕事が効率よく進みます。
生活リズムが整います。
家族のコミュニケーションの場となります。
   子どもの頃から望ましい食習慣をつけるためにも家族そろって「毎日朝ごはん」を実践しましょう。


●朝食を欠かさないようにするための工夫
【食べる習慣をつけよう】
   まず、何も食べていない人は、手軽な食品を少しでもとるようにしましょう。
 菓子パンやジュースなどより比較的栄養価の高い牛乳や果物などがおすすめです。朝は、お腹がすくように夜食はできるだけひかえましょう。
【お手軽バランス朝食】
朝から料理なんて無理という人は、とにかく主食(例‥おにぎり)+副菜(例‥トマト)+主菜(例‥ゆで卵)を食卓にそろえてみましょう。
【時間がないときの工夫】
朝悩まなくていいようにメニューを決めておく。
前夜に食材を切ったりゆでたり下ごしらえをしておく。残りごはんを冷凍しておくと便利。
副菜+主菜をワンプレートで仕上げる工夫
野菜炒めに卵を
具だくさんスープにウィンナーをプラス
野菜サラダにゆで卵や豆腐をトッピング


 自分にあった朝食スタイルを見つけ、毎日準備して食べることを続けることが大切です。
 みんなですすめましょう「早寝、早起き、朝ごはん」
 
(「働く人の食生活シリーズC」、参照)