広報誌「かけはし」
   
■2009年6月 No.453

 「食育」という言葉もずいぶん社会で関心がもたれ浸透してきました。でも、食育といったら、子どものこととまだ思っておられませんか?食育を家庭や学校、地域のなかで取り組んで、おとなも子どもも食に関して正しい知識と、食を選択する力をつける必要があります。メタボリックシンドローム予防対策として、子どもの頃からの生活習慣の見直しが大切です。
 今年度のテーマは、『働く人と食育』です。働く人の健康づくりに役立つ情報を6回にわたってお伝えしていきます。ご期待ください。
 今回は、「お酒」がテーマです。

 お酒は百薬の長といわれるように、上手に飲めば疲労回復やストレス解消に役立ちます。お酒と上手につきあうポイントをおさえておきましょう。

 
1日1合(適量)までにしましょう!
 
週に2日は休肝日をつくって、トータルの飲酒量を減らしましょう。
食べながら飲む習慣をつけましょう。ただし、おつまみの内容に注意、飲むお酒のエネルギーを考えて、エネルギーの少ないおつまみを選びましょう。
食事バランスガイドを利用しましょう。
 
 
   『食事バランスガイド』は、私達が健康で暮らすためにはどんな食事をしたらよいのかをわかりやすく示したもので平成17年に厚生労働省と農林水産省が作成しました。
 これは、1日の望ましい「食事の量」と「組み合わせ方」が一目でわかるように、コマの形のイラストで示されています。食事を「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5 つの食品のグループにわけ、それぞれ1日に必要な量をイラストにあてはめて示しています。また1 日の食事にかかせない「水・お茶」はコマの「軸」で、お菓子や嗜好品、アルコールは、食生活の楽しみとしてコマをまわすためのひもになっています。ほどほどにとるようにしてください。
 
   食事バランスガイドを知って、自分の食事を自己診断、自己管理できるようになりましょう。