ジェネリック医薬品は、さきに開発された先発医薬品の特許が切れた後に製造・販売される薬のことで「後発医薬品」とも呼ばれています。
新薬の開発には10〜15年ほどかかり費用も巨額な投資が必要といわれています。一方、ジェネリック医薬品の開発期間は3〜5年と短く、開発コストも抑えられ価格が安くなっています。その結果、とくに長期にわたる薬の服用にはジェネリック医薬品が有用だといわれています。
使用については、直接主治医に申し出るのが一番早い方法かもしれませんが、直接医師に対して注文をするのは患者にとって少々難しいことだと思われます。
そのような場合に便利なのが「ジェネリック医薬品お願いカード」です。このカードを保険証や診察券といっしょに窓口に提出し、意志表示をしましょう。
「ジェネリック医薬品お願いカード」は「日本ジェネリック医薬品学会」のホームページの「かんじゃさんの薬箱」コーナーから無料でダウンロードすることができます。
なお、今月号の「時評」に掲載のとおり、ジェネリック医薬品の使用促進策が検討されていますのでご参照ください。
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