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●「和食」万歳 |
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健康保険組合へ出向になって、はや1年がたとうとする。
慣れない業務内容を習得するのに精いっぱいの状態であるのに、次々と健康保険に関する新しい制度が生まれてくる。悪い時期に移ってきたものだとも思いたくなる今日この頃だ。
この間、特定健診・特定保健指導の研修会に参加したが、保健指導の講義で「食生活指導のポイント」があった。
食事バランスガイドをみて、私らプレ団塊の世代の者にとっては、いかにも贅沢に食事をしているなと感じた。
私の子供の頃は、肉は週に一度あるかないか。しかも牛肉ではなく、鯨肉である。ご飯を中心に、魚、野菜といえば根野菜、豆腐、海藻類、たまに卵がついてくる。一汁一菜の食事であった。しかも食べ残すな、眼がつぶれる、といわれたものだ。
「すこやか健保」9月号にも掲載されたが、遺伝子に刷り込まれた食習慣がある。日本人の大腸が欧米人より60センチも長いらしい。食物繊維の多い食事をとってきた食習慣の違いからなのだとか。
あと少しで前期高齢者になろうとする私にとっては、これからもこの食習慣を守っていきたい。ただし、高血圧気味な私にとっては、塩気が多いのが難点ですがね。
(第1地区 るみ・かいと) |
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●特定保健指導の具体的な取組方法 |
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5年前まで、3年間産業医に要所見者をピックアップしてもらい、派遣の保健師で保健指導を実施しました。1人20分の時間設定をして健康管理室へ呼び込みましたが、本社の参加率が30%、関連事業所では70%でした。
派遣の保健師では、各事業所の業種、業態、業務などが理解できないため、一般的な指導の繰り返しで、勤務実態に対応した指導ができず効果が出なかったので、中止しました。「待ち」の姿勢では効果は期待できないことを実感しました。
効果的・効率的な特定保健指導とするためには、優先度を考えるとき、素直で、真面目な行動変容が期待でき、成果が出やすそうな人をいかに選出するかで、成功率が変わると思う。成功体験を健保だより等で広報するとともに、パンフレット配布、セミナー開催等 で、健康づくりの楽しみをPRする。
業種、業態、業務などを理解している優秀な保健師の確保も保健指導成功の重要な要素である。業界全体で協力して確保することに努力しようと思う。
世界陸上を見ていても、勝負は最後の1周、集団に遅れることなく、徐々にペースを上げ、最後に結果を出し、入賞する取組方法を考える。
(第2地区 S・O) |
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●特定健診・特定保健指導に思う |
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当健保の健診事業は事業主との共同実施として健保が主体的に実施している。
労働安全衛生法による法定健診に健保がオプション検査を加え、生活習慣病健診・人間ドックとして実施している。
法定健診である以上、実施率100パーセントとなるところだが実際はさにあらず。
人事課の再三の受診要請にもかかわらず、業務が優先との理由等で複数年未受診の者が見受けられる。
平成20年度から義務化された特定健診・保健指導を考えるとき、被保険者ですら前述の状況であり、被扶養者の特定健診・保健指導に至ってはいかにして受診してもらえるのか、まして指導となればなおさらのことと思われる。
とはいえ、法律で義務化された以上やるしかない。
事業主を巻き込んだ協力体制をとり、健保は広報に努め、被保険者および被扶養者の自覚を促すより道はない。
と同時に健保連の指導体制の確立と、厚生労働省の環境づくりに期待している。
(第3地区 H・T)
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投稿規定
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「言わしてんか!聞いてんか!」
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500字以内。手書き、ワープロ自由。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。 |
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イラスト、写真も歓迎します。 |
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原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。 |
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原稿は地区会の広報委員へFAX等で送ってください。 |
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問い合わせは、健保連事務局・辰巳(06-4795-5522)へ。 |
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