禁煙指導が保険適用されるといっても、スモーカーなら誰でも無条件に適用となるわけではありません。適用となるには次の3条件すべて満たしていることが要件となっています。
(1)ニコチン依存症と診断された。
ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)で診断されたということを指します。
(2)「1日の喫煙本数」×「喫煙年数」(ブリンクマン指数)が200以上。
要するに、1日20本を10年以上吸い続けている人です。
(3)直ちに禁煙することを希望し、禁煙治療プログラムへの参加について文書で同意した。
禁煙治療プログラムの期間は12週間(5回受診)。皮膚にニコチンパッチを貼りニコチンを少しずつ体内に浸透させて禁断症状を抑える方法が基本となります。保険適用となるのは医師による指導にかかる部分でしたが、現在はニコチンパッチ自体も保険適用となっています。 |