1、中央情勢
3月の提言について、説明会における意見を踏まえて各WGで検討が行われ、修正部分等が報告された。 高齢者医療制度では、負担の上限という考え方を本文に明記する、運営調整機構の事務費は保険のなかで賄う、また若年被保険者の保険料負担を労使折半とする考えを明記するとされた。 保険者の再編統合については、表現を分かりやすい内容に変更した。 医療費適正化(総額抑制等)については、その内容を、総会までに医療制度等対策、診療報酬対策両委員会の合同会議で検討、まとめることとしている。
2、 本部委員会報告
施設委員会
16年度の健保会館、大阪中央病院の決算について審議があった。 会館は、昨年に比べ苦戦したが、事業収益は出たとの報告であった。 病院は、特徴的に患者数の大幅な減があり、DPCの導入で収益は出たものの前年と比較し半減した。 会館、病院ともにさらなる営業努力が必要と思われる。 病院には、簡易経営診断の結果に基づく検討会や旧病院跡地の問題、会館には、耐用年数による対応の問題などが報告された。
3、 大阪連合会活動
@広報委員会 かけはし7月号の編集概要の報告。 A医療給付委員会 レセプトの誤送問題を調査し、基金に体制の見直しを強く要請している。 レセプトの電子化については、データの会社によるユーザー会の説明を受けた時点で意見集約したい。 厚労省からの柔整師にかかる療養費調査の回答方法について、意思統一した。
7月27日の総会に向けて、大阪連合会の事業報告について審議した。 報告は、健保組合をめぐる情勢として、提言を行った等の制度改革の活動に積極的に取り組んだ内容、健保組合財政は小康状態にあるものの、厳しい状況が続くなかでの大会運営や陳情活動等を要約して掲載した。 大阪連合会における各事業も、事業ごとにその結果をまとめ、計画通りに達成した内容を集約した。 あわせて収入支出決算案、助成事業の推移も報告し、総会への提出を承認された。
@大阪連合会の組合決算見込みのまとめが出た。被保険者数や組合数の減少などはあったが、昨年に比べ大幅な黒字となっている。 A健康フロンティア戦略の内容を報告した。いわゆる健康寿命を延ばそうという政策であり、今年度からスタートして老健局等で予算措置されている。具体的には、がん対策等に一定率の改善を目標としており、また、要介護者の減少も目標に設定しているという内容となっている。