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●最近の若者の食生活習慣について一言 |
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今では、各地に24時間営業のコンビニエンスストアが存在し、利用者には便利な時代になったといえます。
ところで皆様は、このコンビニの前で座り込んで雑談をしている中高生を見かけられたことがありませんか?
私も、このような行動は彼等の一種の流行のようなものだと思っておりましたが、ある食生活関連機関の調査によりますと、座り込んでいる中高生の内、約4分の1が若年性糖尿病あるいはその疑いがあるとのことでした。
この疑いのある者は、血中糖分が低下し、立っていることがつらくなるため、その場で座り込み、コンビニでジュースやお菓子を買って糖分補給をしていると考えられるとのこと。
私もこの話を聞いたときは、びっくりしましたが、これが本当であれば、この状態が継続されると、本当に糖尿病に移行し、取り返しのつかないことになります。
最近の若い世代の食生活習慣も、ファーストフーズを含めた多種多様な食材が満ち溢れ、またそれがいつでもどこでも手に入れることができる状況下で、食生活の選択を誤るとたちまち生活習慣病へ陥ることとなる可能性が大であります。
我々健康保険組合にとっても、これを治療するための医療費の増大につながることにもなりかねません。
実際問題このような光景を見かけても彼らの行為について注意するわけにもいかないので、学校あるいは家庭においてこれらの状況を説明し、食生活習慣について何らかの注意を喚起することができないものか、また健保組合としても、家族全員を対象とした生活習慣病予防対策のための保健事業の必要性を感じている今日この頃です。
(第1地区 M・K) |
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●被保険者証をカード化しない理由 |
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7月号の「時評」で被保険者証のカード化問題が取り上げられたが、まさにわが意を得たりという思いであった。当健保でも被保険者証のカード化は、環境が整うまで当面見合わせる方針である。
カード化見合わせの理由のひとつに、被扶養者にも1人1枚の被保険者証発行が挙げられる。被保険者にとってはメリットだが、健保組合にとっては被扶養者の認定があいまいになるデメリットも発生する。被扶養者資格に該当しなくなっても、被保険者証が別なので気づかず、資格喪失手続きを失念する(あるいは失念したことにする)ケースが往々にして想定できるからである。健康保険組合は、被扶養者認定については厳格に 取り扱ってきたが、その一方で有資格者と認められれば政府管掌よりも手厚い給付や保健事業を行ってきた。認定が緩むということは、本来ならば不要な医療給付が発生したり、医療を受けなくても被扶養者であるだけで老人保健拠出金の負担が増加したりと、ただでさえ逼迫している健保財政をさらに悪化させる要因ともなるのである。
「政管がカード化しているからうちも」という声もあるが、それだけでは到底踏み出すことはできない。
(第2地区 N・H)
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●困ったもんだ |
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秋風とともにやってくるのが今年度の財政見込みと来年度事業・予算の構想。なかでも、一番困るのが拠出金と納付金の精算予測。
拠出金の中身を見ると、当組合の16年度老健拠出金のうち14年度精算額は健保被保険者1人当たり1万円近い金額に。
これは老人加入者の減少による加入者調整率のアップに加えて、老人医療費の予算と精算額の幅が大きすぎるため。
15年度の当組合老人1人当たりの医療費は、実数値が予算数値を大幅に上回っており、17年度での精算額は今年度以上になる見込み。
健保の被保険者が年々減少していくなか、当年度拠出金は減少になっても精算額が大きいと、結局被保険者1人当たりでは前年度より負担増?
困ったもんだ!
介護納付金も然り。
15年度の2号被保険者1人当たり納付額は3万6、513円。14年度の1人当たり精算額がすでに3万6、093円なので、17年度に加算される15年度の精算額は当然大幅な増額が予想されるところ。
当組合も、16年度には年々増加する介護納付金のためやむなく介護保険料率を引き上げたものの、あまり大きな精算額となると再引き上げ?
困ったもんだ!
(第3地区 Y・S) |
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投稿規定
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「言わしてんか!聞いてんか!」
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500字以内。手書き、ワープロ自由。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。 |
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イラスト、写真も歓迎します。 |
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原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。 |
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原稿は地区会の広報委員へFAXで送ってください。 |
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問い合わせは、健保連事務局・辰巳(06-4795-5522)へ。 |
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