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●個人情報保護管理規程に思う |
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最近連日「個人情報流出に関する事件」が新聞紙上をにぎわせている。来年4月に全面施行される個人情報保護法に関心が集まっているからであると思われる。
健康保険組合に対しては、平成14年12月25日付厚生労働省保険課長通知、平成15年3月27日付健保連会長通知が出され、当健康保険組合も昨年、健保連会長通知のとおり、「個人情報保護管理規程」を作成し職員就業規則にも懲戒免職等厳しい内容を反映させ、新たに役職員および組合会議員に対し誓約書をとって形としては体制が整った。
しかし、日常業務のなかで個人情報に関するさまざまな問い合わせが多く、今まで何の迷いもなく回答できたことが、規程を作成したことにより判断に迷うことが多々ある。そう考えると、健保組合の業務全般が常に個人情報を取り扱う職種であるため、役職員をはじめ組合会議員に至るまで、その責任の重大さについて、改めて認識を変えざるを得ない。
健保連として、来年の全面施行に向けて具体的なガイドラインやQ&Aの作成等のスケジュールを発表されたが、1日も早く安心して日常業務ができるよう具体的な運用方法をご教示願いたいと思う毎日である。
(第1地区 M・U) |
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●た ・ ば ・ こ
TA・BA・KO |
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ある機関誌に「365日禁煙デー」と題し、禁煙記事が掲載されていました。内容は今年1月15日から航空法が改正され、機内での喫煙禁止に違反してトイレ等で喫煙行為におよぶと50万円以下の罰金が科せられること。また、あの東京都千代田区でのタバコ禁止条例制定にも触れ「路上禁煙地区」での喫煙や吸殻ポイ捨てに対し2万円以下の過料を科すこと。さらに、いろいろなデータを挙げて禁煙の動機や禁煙の難しさをるる述べており、最後は言うまでもなく喫煙の人体におよぼす害で結んでありました。
最近久々に、できることなら避けたい飛行機と観光バスに乗る機会があり、そこでの禁煙マナーに対する乗客のモラルの良さと、東京出張の際、ほとんど眼にしなくなった路上の吸殻に、罰金付の規制には実効性があるものだと実感した次第です。
さて、私事になりますが禁煙歴20年にもなってくると喫煙への衝動などは遥か彼方へ消え失せ、逆に喫煙者に悩まされ続けている昨今です。副流煙に眼と咽喉が拒絶反応を示し、来客の吸った吸殻1本が家内にあるだけでニコチンが鼻につきます。喫煙歴のあった自分を身勝手なものだと反省しつつも、やはり「喫煙には百害あって一利なし」のポリシーを貫こうと心に決めています。
いつの日か、「365日世界禁煙デー」になることを切に願い…
(第2地区 K・I)
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●社会保障制度の一体となった改革議論を望む |
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世間は年金一色…先般の参議院選挙結果の主因は将来構想の乏しい年金制度改革にあったとされるなど、改正法施行後も年金論議は続きそうな様相であり、医療保険制度の運営に携わる者としては、棚上げにされた現状をただ憂うばかりである。
社会保障制度改革がかように迷走を続けているのは、年金・介護・医療がそれぞれの枠組みのなかでの議論が繰り返されているからにほかならない。問題点の根源は「少子高齢化」による世代別人口の不均衡にあることは誰もが認めるところであるにも関わらず、個々の枠組みのなかでの検討は給付抑制と負担増強の妥協点を探すこと、つまりは「ひとまずの財政調整」を超える議論に発展しない。結局のところ、程度の差こそあれ、現役世代の負担の増加基調は変わらず、少子化の進行を促進しかねず、先行き不安感は増すばかりである。
一刻も早く、介護と年金の重複給付を抑えるなど制度の枠組みを超えた総合的給付合理化策や、負担力(収入および保有資産)の豊富な高齢者への給付抑制策などを施すことにより、出産・育児世代への資金シフトを図るなど具体的な根本的課題解決への姿勢を示して欲しいものである。
(第3地区 K・S) |
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投稿規定
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「言わしてんか!聞いてんか!」
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500字以内。手書き、ワープロ自由。見出しも付けてください。原稿を添削する場合があります。 |
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イラスト、写真も歓迎します。 |
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原則として、投稿者の「所属組合名と実名」を掲載。匿名希望(イニシャル)の場合も、原稿には「所属組合名と実名」を明記してください。 |
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原稿は地区会の広報委員へFAXで送ってください。 |
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問い合わせは、健保連事務局・辰巳(06-4795-5522)へ。 |
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