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T・本部理事会報告 |
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調査委員会の建議書 |
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会長から、事件について調査委員会から提出された建議書の説明が行われた。
委員会を5回開催し、過去5年間の中医協議事録等を精査したが、とくに不自然な点、違和感など問題とされる内容はないと結論。
今後の再発防止のため、対策を建議書としてまとめた。職務権限と責任の明確化等5項目を示している。 |
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ワーキンググループ検討結果 |
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7月1日、医療制度等対策委員会において各WGから検討結果の報告があり、一部修正のうえ了承した。
@介護保険制度
給付の効率化適正化、介護納付金のあり方、被保険者の範囲等に関して検討、集約した。
A新たな高齢者医療制度
社会保険方式、独立した制度、持続可能な制度とするための医療費抑制策の必要性を基本とし、前期高齢者と後期高齢者を全く違った制度と負担の仕組みとするのは合理的でない、現行拠出金制度の問題点の解決がない等を指摘した。
B保険者の再編・統合
保険者の役割、機能を強化する必要性を基本的として再編、統合に取り組むべきであり、事業の共同化による集団的な保険者機能強化、再編統合の促進策、地域型健保についての医療費の格差にかかる行政の責任、都道府県単位での関係者の取り組み等を課題とした。 |
(3) |
平成15年度決算 |
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平成15年度健保組合決算見込みの中間集計が報告された。
保険料収入5・9%増、法定給付費4・6%減、拠出金全体で2・9%減により、経常収支は組合全体で1、388億円の黒字となっている。
ただ、保険料収入に占める拠出金の割合は依然として40%を超え、赤字組合は4割を超える700組合となる等厳しい実態が残る。 |
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U・本部委員会報告 |
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施設委員会 |
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正副委員長の選出があり、委員長に三菱、副委員長にクボタが選出された。
委員会の今後の運営として、健保会館、中央病院の事業運営とその予算、旧病院の跡地利用、中央病院の減価償却、借入金の取り扱いを中心テーマとすることが確認された。 |
(2) |
広報委員会 |
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委員長に松下電器、副委員長に東北電力が選出された。今後の事業は委員会活動のなかで見直していくこととしたが、テレビCMの放映が焦点となった。 |
(3) |
健康開発共同事業委員会 |
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委員長に東芝、副委員長に長野県農業協同組合が選出された。会議は、保険局保険課から配布されていた健康保険法に基づく保健事業の実施に関する指針案について、レクチャーと意見交換が行われた。 |
(4) |
診療報酬対策委員会 |
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支払基金の理事について、健保連から2名選出が正式決定されたとの報告があった。また、中医協の委員任期、診療報酬改定の事後検証等の問題点を整理した。 |